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出版社内容情報
母と子の葛藤が表面化し、ついにネロは母親を暗殺する。人を愛せず殺戮を繰り返し、現実逃避の享楽に溺れるある意味不幸な暴君の生涯。全2巻完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Amagi
1
人として、皇帝として、芸術家として生きようとしたネロ。 後世に良くも悪くも伝わる人物像は興味深い。 ~劇はやっぱり無言劇が良い2018/06/18
endlessdiscover
0
年を越して読了。ネロ、ぶくぶくに太っている筈だけどそんなに太って見えないよね。キリスト教徒を迫害したから悪く言われるけど実際はそんなに悪くなかったのかも。弱い人間だったんだろうけど。傑作です。2014/01/02
フゥドゥ
0
悪名高き皇帝ネロの漫画です。 結構面白いです。 「あー悪い奴なんだー」と風評だけで早合点せず、とりあえずは人生を学んで見ませんか? 後半生 徐々にネロの理想と世の現実がすれ違いだして、ある視点からでは「悲しい」結末を迎えてしまう 本当にネロは「昏君」だったのか?2005/10/09
k_samukawa
0
もう一冊分くらいあったらより面白かっただろうになぁ。ま、当時の掲載誌の都合だろうから仕方ないのだけども。2012/03/01
えな
0
再読。安彦さんの描くネロは「暴君」というイメージとは程遠い、意外に普通の少し夢見がちで易きに流れやすい若者って感じ。ただそれがティベリウス、カリギュラとか本物の残虐さを持つ人々の家系に生れてしまい、そして運命の因果で「皇帝」になってしまったからことが彼の不幸だったんじゃないかな。題名の「我が名はネロ」っていうのも、ネロが精一杯虚勢をはっているように聞こえる。レムスはかっこいい!ラストも綺麗。でもネロ、ロムルスレムス伝説って神話上ではアレなのに、それを自分たちに名付けるってやっぱりなんかずれてるw2012/02/05