目次
第1章 言葉と文学(基底核を発動する連体修飾の幻影;英語の所有表現に見られる名詞句階層;コリャーク語の所有表現と名詞句階層―英語との共通性に着目して;ウィリアム・シェイクスピアへのジェイムズ・ジョイスの敵対―『ハムレット』の改作を中心に)
第2章 思想と歴史(時間の実在性と心の活動について―アリストテレス時間論からの考察;聖者と政治―中央アジア東部の近世史;スウェーデン兵の従軍記録にみる大北方戦争(1700~21年)―捕虜の活動を中心に)
第3章 現代社会(人工知能の社会学―「フレーム問題」と社会性;「学問」を超えて思考する―文化人類学のフィールドワークから;心理療法における即時的改善―トークセラピーの限界を超えて)