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出版社内容情報
雑誌「漫画王」の別冊掲載の漫画を描き上げた満賀と才野のもとに「冒険王」の東山記者が連載の依頼に訪れる。本格的に漫画家への道が開かれたのだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
読特
31
学芸部に新人が入社。ラジオ蘭を引き継ぎ、自分は映画記者に。取材の仕事は鑑賞すること。これがインスピレーションを生む。まんがの方は初の連載開始が、残念ながら短期で打ち切られる。しかし、更に大きな仕事が託される。上京。トキワ荘でプロの漫画家との対話。ついに、新聞社を辞めることを決意。…一度入れば何度でも繰り返し見れる映画館。知らない人と同席して、会話が弾む汽車旅。それなりに栄えていた地方都市。いつの間にか忘れ去られた古き良き日本。成長する経済。会社を辞めての挑戦はハードルが高かったが、夢も叶う国だった。2024/03/15
gtn
18
「ユートピア」を描いた時、某編集長から独り善がりになるなと釘を刺されたのに、「四万年漂流」で同じ過ちを犯してしまう。だが、その連載打切りの通告を受けに上京したおかげで、手塚先生と再会でき、また、寺田ヒロオ兄と懇談し、上京の決意を固めることができた。一念が揺るがなければ、すべてが味方する。2023/06/05
Mr.deep
6
初連載の打ち切りにも一切めげず、専業漫画家への道を踏み出すメンタルの強さに脱帽。テラさん登場でプロローグ終了感が強いのは、やっぱりあの人もう一人の主人公だよなあと2013/07/17
KAKO
5
懐かしいと思ったのは、「別冊まんが付録」。昔の少年少女雑誌には単行本のような1冊丸ごとの付録があって、読み応えがあったことを思い出した。この巻では、初めての連載、初めてのデート。恋愛場面はあまり得意ではないような…「四万年漂流記」残念ながら打ち切りになったが、二人の評判は次の道を開いていく。道雄もいよいよ会社も退社し、背水の陣でまんが道を進んでいく。2022/09/07
若菜
2
初めての連載打ち切りという壁。本人達が面白いと思った作品でも、読者の視点を意識しないと難しい。2014/03/19
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