感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリータ
7
◆「青春物語」:1932-33年『中央公論』連載、単行本'33年刊。執筆時点から20年前の明治末期、20代なかばの谷崎が『新思潮』によって文壇デビューした頃の回想。永井荷風への敬愛や小山内薫との確執、京阪旅行の顛末(上田敏に招かれた話や、死の恐怖に襲われ鉄道に乗れなくなるという神経症のこと)など。才気煥発さ・野心や、素直にはいかなかった交情など、直接に語られている。◆併録の「藝談」はパス。2022/02/12
遥かなる影エミネム
0
美しきセレブ本。2012/05/10
KAZ
0
**「青春物語」 当時の作家の人柄や、エピソードを綴るのみならず、その作家の写真も掲載され、興味深い。巻末の「藝譚」は面白くない
寛理
0
読者作者ふくめ本当にごくわずかな人数で作られていたはずの日本の文壇なるものが、現在歴史化していることの不思議さに打たれる。2020/07/21