内容説明
社会的なニーズの高まりを見せつつある預かり保育。保育者主導でなく、子どもの主体性を尊重したテーマ保育をこの「預かり保育」に導入した実践記録を中心に、今後の預かり保育の方向性、保育のあり方そのものについて提言。
目次
第1章 子どもの瞳が輝いた瞬間(テーマ保育ってたのしい;アフタースクールって?)
第2章 預かり保育とは?―その現状と問題点(預かり保育出現の背景と保育・教育行政の流れ;規制緩和・幼保一元化の動きと預かり保育;データからみる預かり保育の現状 ほか)
第3章 子どものパワーが引き出された―アフタースクールの実践から(何が変わったのか;パラダイムの変革とその意義―なぜ変わったのか)
第4章 新しい預かり保育への提言(これから求められる預かり保育;豊かな「保育」実践のために)
著者等紹介
冨田ひさえ[トミタヒサエ]
市川市において20余年間、幼児教育(幼稚園教頭・子育て相談など)にたずさわる。そのかたわら、カウンセリングについて10余年学び、筑波大学大学院教育研究科カウンセリングコースを修了の後、学校心理士、カウンセラーとして、幼児を対象としたプレイセラピー、小・中・高校生の教育相談を行っている。また、浦和学院専門学校看護学科、東京福祉大学、東邦大学医療技術短期大学で人間関係論や保育原理などの講師をつとめる。ベネッセコーポレーション・チャイルドケア事業部の顧問指導者として、現場の保育士、保護者の指導やカウンセリングを行い、乳幼児の発達について指導・援助をしている。専門領域は幼児教育学で、おもに乳幼児の発達と心理、その援助方法としてカウンセリングを行っている
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