中公新書ラクレ
バイカルチャーと日本人―英語力プラスαを探る

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121502124
  • NDC分類 830.7
  • Cコード C1237

出版社内容情報

英会話の「暗黙のルール」を身につける方法とは? インターナショナルスクール出身で日米ハーフの著者が、豊富な事例を基に解説。

内容説明

英会話には「暗黙のルール」がある。幼稚園からビジネスの現場まで、豊富な実例を基に「文化的適応力」の修得法を探る。インターナショナルスクール出身で日米の境に育った著者独自の考察。

目次

1章 「バイリンガル」と「バイカルチャー」
2章 「バイカルチャー」とは何か?
3章 バイカルチャーになる方法(1)視座の相対化
4章 バイカルチャーになる方法(2)社会文化的な要素を自覚する
5章 インターナショナルスクールに学ぶ
6章 「学校教育」と「早期教育」の可能性
7章 「留学」と「大学選び」に失敗しないために
8章 社会人にも有効な英語学習10箇条

著者等紹介

櫛田健児[クシダケンジ]
カリフォルニア大学バークレー(UC Berkeley)政治学部博士課程在学。1978年生まれ。高校卒業まで東京都調布市のアメリカンスクールへ通い、スタンフォード大学で経済学、国際関係、東アジア研究を専攻。同大学で東アジア研究の修士号を取得。バークレー国際経済ラウンドテーブル(研究所)で研究員も務める。情報通信産業の政治経済分析や、日本の政治経済システムにおける外資系企業の影響を研究中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kochanosuke

19
コミュニケーションとしての英語を使えるようになるためには、「バイカルチャー度」を上げることも必要と一貫して主張している。幼児期の英語学習から社会人まで、対象を広く取りすぎているために内容を薄く感じないこともないけど、逆に「バイカルチャー度」がどんなものか、実例を幅広く挙げることになっている。著者もその出身であるインターナショナルスクールについてページを多く割いて紹介しているので、そちらに興味がある人にも。最終章の「社会人にも有効な英語学習10箇条」もバイカルチャー重視の視点が貫かれていて、ここだけでも読む2012/11/23

Ishida Satoshi

0
読了。インターナショナルスクール出身の著者。真のバイリンガルとは一つ以上の言語習得者というだけでは不十分といってます。言葉ができることに加えて、コミュニケーションの暗黙のルールをきっちりと把握し、そこに含まれる社会文化的な要素への配慮が必要だと主張。コミュニケーションの間の取り方、ジョーク、会話のノリなどを意識できる言語力➕「文化適応力」が必要だと説きます。この文化適応力がバイカルチャー、国際人とよく呼ばれる方々はこうした資質が高いのかもしれません。あとインターナショナルスクール事情も説明されており、幼少

ゆっち

0
外国人と対等に渡り合うには、バイリンガルであることだけでは不十分で、ノリがわかってるバイカルチャーでなくてはいけない。そのためには、外国文化に入り、日本を外から見る経験が必要というような内容でした。 外国語習得の文脈でもバイカルチャーの概念は重要なのに言語化されていないことが多いので今後理解が広がると良いなと思いました。 海外や日本の外資系企業とかで成功したい人は読んでおくと良いと思える一冊でした。2023/11/25

minami@tw

0
今日の「ボクらの時代」で、おディーンが「言語のDNAに縛られる」というような発言があった。本書で言われる「ノリ」に通じるかも。日本でのバイリンガルの扱われ方も変わりつつある。櫛田さんのような方がのびのびと発言し、活躍出来るようになったことは本当に素晴らしい。日曜の朝、隣に座ってる低学年と思しき女の子がママと5級のテキストを勉強している。彼女にも幸あれと願う。 2018/06/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/44508
  • ご注意事項

最近チェックした商品