内容説明
人間は、接するものすべてを自分の心のありようによって都合のいいように変形して認識する。そこからどんな悩みが起こるか、どうすれば心のやすらぎに到ることができるか。奈良・興福寺の副住職として活躍中の著者が、難解とされてきた唯識仏教を、誰にでもわかるようにかみくだき、具体的な生き方の問題として説いた、書下し。
目次
唯識ということ
心の構造
心のはたらき
経験の蓄積―心の潜在的な領域〈1〉
ものごとの生起
利己性にうごめく深い自己―心の潜在的な領域〈2〉
さまざまに判断する心
五感の作用
私はだれか
仏との距離
感想・レビュー
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