出版社内容情報
政治体制や文化が異なるアジア各国は、歴史問題や経済競争も絡み近隣諸国への思いは複雑だ。本書は、10年以上にわたる日中韓・台湾・香港・東南アジア諸国などへの初の継続調査から、国民の他国への感情・心理をデータから明らかにする。台頭中国への意識、日本への感情、米中関係への思い、ASEAN間での稀薄な気持ち、日韓に限らず隣国への敵対意識など様々な事実を提示。新しい視点とデータから国際関係を描き出す。
内容説明
政治体制や文化が異なるアジア各国は、歴史問題や経済競争も絡み近隣諸国への思いは複雑だ。本書は、10年以上にわたる日中韓・台湾・香港・東南アジア諸国などへの初の継続調査から、各国民の他国・地域への感情・心理を明らかにする。台頭する中国への意識、日本への感情、米中関係への思い、ASEAN内での稀薄な気持ち、日韓に限らず隣国への敵対意識など様々な事実を提示。データと新しい視点から国際関係を描き出す。
目次
序章 なぜ国民感情なのか―対外認識を可視化する
第1章 台頭中国への錯綜する視線―何が評価を変えるのか
第2章 ASEANの理想と現実―域内諸国への冷めた目
第3章 東アジア間の心理的距離―厄介な近隣関係
第4章 アジア各国・地域の特徴とは
第5章 影の主人公アメリカ―米中摩擦とアジアの反応
第6章 日本への視線―アジアからの評価、アジアへの目
終章 国民感情のゆくえ
著者等紹介
園田茂人[ソノダシゲト]
1961(昭和36)年秋田県生まれ。84年東京大学文学部社会学科卒。88年東京大学大学院社会学研究科博士課程中退。東京大学文学部助手、中央大学教授、早稲田大学教授などを経て、東京大学東洋文化研究所教授(比較社会学・アジア文化変容論。中国社会論)。著書『不平等国家 中国』(中公新書、2008年。第20回アジア・太平洋賞特別賞受賞)ほか多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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