内容説明
本書に登場するのは大半が連続殺人犯として既に「有名人」であり、フリッツ・ラングの映画『M』のモデルになったペーター・キュルテンや、最近映画になった未解決事件の犯人「ゾディアック」(Zodiac)など映画のモデルになった犯人や事件も珍しくない。さらに、ロバート・レスラーの『FBI心理捜査官』から援用したプロファイリングの手法、作家ヴァン・ヴォークトの分類した人間のタイプ、既に『至高体験』(New Pathways in Psychology)で詳細に論じたエイブラハム・マズローの心理学なども取り上げられ、最近の殺人事件までも取り込んで、著者の殺人ものの集大成になっている。
目次
多発する殺人事件
プロファイリングの研究
挑発する怪物たち
新たな捜査方法に向けて
妄想が生む犠牲者
行動科学課
「直観力を発達させる」
前代未聞の大量殺人鬼
エゴイスト
ヒルサイドの絞殺魔:転機
アメリカを震撼させた事件
極悪?
奴隷たち
一九九〇年代
性犯罪―その黎明期
プロファイリング、イギリスに渡る
人気のない場所での殺人
終わりは終わりは近い?
著者等紹介
ウィルソン,コリン[ウィルソン,コリン][Wilson,Colin]
1931年生まれのイギリスの小説家、評論家。25歳のときに発表した『アウトサイダー』で一躍時代の寵児となり、その後、哲学・心理学、犯罪研究、オカルト研究、小説、文芸評論など、多彩な分野で精力的な著作活動を続けている
植松靖夫[ウエマツヤスオ]
上智大学大学院博士後期課程修了。現在、東北学院大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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