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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
57
時間と自己の関係の異常が、精神病患者に見られる思考活動や症状の特徴であることを述べたもの。的を射た指摘のように思える。人間の心の複雑さを改めて感じた。2015/12/03
うえぽん
41
精神病理学の専門家が、時間と自己自身との関係について様々な精神病患者の時間観念を手掛かりに分析した書。自己であることなど「こと」の感覚が欠落した離人症患者は、時間経過の実感がなくなるという。未来先取型で自己存在を過去に遡って否定する分裂病者は「前夜祭」的、秩序愛を持ちつつ重大な秩序変化に直面して取り返しの付かない内面状況にある鬱病者は「あとのまつり」的、祝祭的な現在の優位が本質的な特徴である躁病者は「祭のさなか」的な時間感覚を持つとする。古今東西、万人に共通した時間観念は存在しないとの結論は説得力がある。2024/07/28
i-miya
35
2013.07.01(読んだわけではありません、日経新聞2013.07.01夕刊こころの玉手箱1欄から) 2013.07.01 (精神科医ビンスヴァンガー氏からの手紙、招待状) (存在、掘り下げる手法に傾倒) (木村敏) 1931朝鮮(現在の韓国)慶尚南道生まれ、岐阜県に育つ。 1955、京都大学医学部卒、2度のドイツ留学後、名古屋市立大学教授、京都大学教授を経て、現在京都大学名誉教授。 河合文化教育研究所所長。 2013/07/01
kaizen@名古屋de朝活読書会
34
感想歌 ものとこと空間時間「こと」「ことば」離散連続自己と対象 精神病理から時間の多様性を描写 参考文献一覧https://researchmap.jp/jo1ovcs5s-51292/#_51292 mのとこと関連記事 https://qiita.com/kaizen_nagoya/items/5f66b632ca589bb097072019/12/11
i-miya
29
2013.07.06(読んだわけではありません、日経新聞2013.07.05夕刊こころの玉手箱5欄から) (通勤している喫茶店) (自伝に賞、常連客が祝賀会) 1994、京都大学、定年退官、時間ができた。 日課にウォーキング登場。 自宅のある京都・嵐山周辺、日本有数の観光地、桂川沿いの道、すいている。 書斎代わりに使う喫茶店、ウォーキングで行く、30分、醸造の神様、松尾神社近く、喫茶店ステラ、目的地。 リュックにノートパソコン、長いときは、2時間、煙草、しつつ、仕事。 2013/07/06
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- 和書
- 幕末維新の政治と天皇