内容説明
契約自由の原理は、原則としての地位を放棄すべきなのか。契約の自由が魅力ある理念として通用することが可能であるとしたら、その中核となるのは、どのような「自由」であろうか。「自由」をベースにした契約法理論の構築をめざす。
目次
1 自由論と市場経済(人間像;市場経済と市場倫理)
2 市場経済と契約法理論(自由と強制;自由と法律;公正な分配と自由;法文化における契約自由)
3 契約法理論から法概念論へ(市場をめぐる法システムへの視座;市場の法的問題と法的思考)
著者等紹介
山田八千子[ヤマダヤチコ]
東京生まれ。中央大学法学部法律学科卒業。中央大学法学研究科博士前期課程修了。現在、中央大学法科大学院教授・弁護士(東京弁護士会)。専攻は法哲学・民法(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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