内容説明
元来「修行の宗教」であった仏教に、「南無阿弥陀仏」と称えるだけで救われるというラディカルな思想を持ち込み、流刑にされた法然上人。それを深化させた親鸞聖人、諸国を遊行した一遍上人―。彼らは、経済力も学問も修行も、いや信仰すら問わない「格差なき救済」を説いた。千年を超えて受け継がれる「お念仏」を切り口に、日本人の信仰のかたちを描き出す。
目次
プロローグ なぜお念仏をするのか
第１章 仏教のパラダイム・シフトをした法然
第２章 釈迦仏と阿弥陀如来の関係
第３章 極楽浄土への招待
第４章 極楽浄土への憧れ
第５章 極楽浄土への道
第６章 お念仏とは何か
エピローグ 極楽浄土への長距離電話
著者等紹介
ひろさちや［ヒロサチヤ］
１９３６年大阪府生まれ。東京大学文学部印度哲学科卒業、同大学院博士課程修了。気象大学校教授として長年にわたり哲学を講じる。大正大学客員教授。旺盛な執筆・講演活動で仏教哲学の啓蒙家として知られる（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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