内容説明
生き、生かされている「自分」を感ずるために!自ずから感応して通じあい、響きあえる共感の世界。希有なセラピストとして知られた著者が、自らのこころの転換を軸に人間本来のこころのありようを語る。
目次
1 禅と直観
2 「こころ」の軌跡(幻想;転法輪―共感の世界;大人になる;密教と修験道;癒しと信仰;阿吽の呼吸;人間―あるがままの存在;陰の気と陽の気;心に響く言葉;野菊、寂光土;この命、わが命にあらず;共感の境地;第三層―一心と無心;森田療法について;美しいもの;道は自ずから開ける;セラピストと公案)
3 不安の時代を生きる
著者等紹介
近藤章久[コンドウアキヒサ]
1911年、山口県に生まれる。東京帝国大学法学部卒。戦後、慈恵会医科大学を卒業、森田療法を高良武久に師事。その後、ガリオア基金によって渡米し、精神分析をカリーン・ホーナイに師事。鈴木大拙、大谷光紹と親交。帰国後、都内目黒区八雲に近藤クリニックを開業。また長年に渡り八雲学園理事長・校長も務めた。1999年逝去
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。