異境―私が生き抜いた中国

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  • サイズ B6判/ページ数 327p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104356010
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C0023

内容説明

日本との戦争、そして国民党との内戦・建国期を通じ、「毛沢東の共産党」に導かれた中国人は、ある時は希望に燃え、ある時は大いなる苦難に涙した。しかし、歴史の証人は彼らだけではない。留学生と結婚した著者は、「中国人」となって大陸へ渡り、戦争と革命の中国を、「日本人」の目で、しかも共産党員として「内部」から、つぶさに眺めつづけた。圧倒的な迫力で、家族への愛、生きるための闘い、中国人の真の姿を描いた、ほかに例のない自伝である。

目次

“敵国人”との結婚
戦火の中国へ
北京脱出、解放区へ
死線、子どもとの別れ
八路軍見習い軍医の日々
身重の南下行軍
共産党の勝利、希望の時代
天津で見た毛沢東の「過ちの始まり」
災いはわが身にも
嵐の文化大革命
夫の名誉回復を策す
二度の天安門事件をこえて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Arte

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中国人と結婚して中国に渡ったら、金持ちの義実家が共産党シンパで、まだ根拠地でゲリラ戦してる頃の共産党と行動を共にし、子供を産みつつ医者として働き、大躍進も文化大革命も何とか乗り越えた凄い日本人の話。最初の頃の解放軍の懐の広さと、大躍進までは制約も少なく、生活も向上していくさま(そしてその後の逮捕粛清の嵐)が他の体験記と共通している。土法高炉が有耶無耶になっていった様子もよく分かる。2025/03/17

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