出版社内容情報
還暦すぎても信長に重用され、九十三歳にして天下分け目の戦いで戦功をあげた、実在の戦国武将。初めて描かれる、天下無比の生涯。
近衛 龍春[コノエ タツハル]
内容説明
還暦すぎて表舞台に立ち、九十三歳で最後の戦へ。実在の戦国武将、初めて描かれる天下無比の生涯!
著者等紹介
近衛龍春[コノエタツハル]
1964年生まれ。大学卒業後、オートバイレースに没頭。通信会社勤務、フリーライターを経て『時空の覇王』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やも
82
九十三歳の老将・大島光義。時は慶長五年、鉄砲の時代に置いても弓を持つ。弓を射ること是闘い。心理戦も交えての合戦、この歳になれば思い残しはなくただ闘うだけ。死に急ぐつもりはないが、散り際が生き様を決めるという覚悟は常にある。老いらくのときめきも併せて、本当に93歳?って思うくらいのスーパーパワフルおじいちゃんおばあちゃんたちに拍手。弓一本で生き抜いた光義が残したモノはどう受け継がれているんだろう?1つの道を極めた男の生き様は輝いていた。登場人物の多さに少し苦戦したかな。。2023/06/06
信兵衛
25
ユニークな主人公であるだけに、ストーリィもユニークな味わい、そしてユニークな面白さあり。2016/08/25
18_y_1977
20
斎藤、織田、豊臣、徳川に弓一筋で仕え、90代で大名に‼️生涯53度の合戦に参戦し、93歳で関ヶ原の戦いで大垣城攻めへ。鉄砲全盛の時代に時代遅れといわれながらも、技を極め生き延びた姿に感動しました。人生100年時代、AIが仕事を変えていくなかで現代にも参考になるところが、あるかと思います。2019/06/30
サケ太
14
正しく武人として生きようとした男の物語。弓を極める事を志し、戦場にて矢を放つ大島光義。斎藤家から始まり、織田信長、丹羽長秀、豊臣秀吉、徳川家康に仕える。常に武人としての矜持を持ち、戦場へ立ち続ける。まさか、九十三歳で関ヶ原の戦いに参加した男が居たとは。驚きと、感動、勇気をもらえる。周囲に嘲られながら、弓の道を貫いた男がいた。いたのだ。2016/09/04
あいら
13
九十三歳で戦?え、史実なの? いやはや、凄い人がいたものです。 60歳越えて信長に仕え、弓一筋の戦人生。 鉄砲が台頭し、弓は時代遅れと言われる中で弓を持ち敵を射倒す腕は百発百中。 生涯53度の合戦に臨み九十三歳で天下分け目の戦に参戦。 愚直に弓の腕を磨き続けた生涯。 こんな人がいたのかと驚きました。 従者の小助との会話が、何気にホッコリしました。2020/01/16