出版社内容情報
夢のどん底から生徒を救う革新の教師物語!
ビートたけし氏、ケンドーコバヤシ氏、かまいたち山内健司氏、吉川きっちょむ氏絶賛!テレビ・ラジオなど各メディアで超話題!!
「あきらめても試合は終わらない。人生は続く。」
かつて、迸る程のピアノの才能を持つ木下という青年がいた。
高梨は無自覚にも、「ピアニストになる」という自らの夢を木下に託し、音大進学を強く勧めるが・・・
高梨を“夢なし”に変えた過去が遂に明らかに。
一方現在、プロ棋士を目指す正太郎に残された時間は1年を切っていた。だがその時、正太郎はタバコをくわえパチンコ屋にいた。
夢に近づくことは幸いか、それとも--
葛藤と決断の“棋士編”完結、後悔と懺悔の “高梨過去編”完全収録、そして新章“結婚編”開幕の第5集!!
【編集担当からのおすすめ情報】
本作は「これまでの、そしてこれからのあなたを少しだけ救済する物語」です。
主人公・高梨による「諦めるための授業」はあらゆる年代の方に響く内容になっております。
第5集には、「正太郎がプロ棋士を目指す“棋士編”」の結末、「高梨と木下の出会いと別れを描いた“過去編”」、「国語教師が惑う“結婚編”」を収録。
様々な進路と人生を、選び方と生き方を、是非手に取ってお確かめください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
huchang
3
声楽を勉強しようと思った時期があったのだが、両親から軽く止められた。やめとけ…って。理由まで聞いてないんだけど、なんかその助言は聞いた。そして聞いて良かったと心から思ってる。あの世界に必要なメンタルの強さは持ち合わせてない。リスクを考えろという助言を聞いたか聞かないかで既にナニかあるような気がするんだ。作中の彼は聞かなかった。もがいて得た結論も苦しいものだと思うのだが、なんだろう、とても爽やかなのです。夢なし先生の「投了は許しません」というセリフが通奏低音のように響いているからかのう…2025/04/03
yuko0611
1
長かった棋士篇。いい結末。途中『瓜を破る』を思い出した。棋士の能力って他に活かせないのだろうか?『3月のライオン』は勝ち切った後の話なんだな、としみじみ。高梨先生の過去が小出しに出てくる。もっと知りたい。2025/05/24
鷹偉 誠也
0
夢は連鎖する、良くも悪くも。割合で言えば悪い方が多いんだろう。降りるも降りないも、それぞれに幸も不幸もつきまとう。どう折り合いをつけていくか。自分事なら自己責任で済ませられても、他人の人生を左右しちゃうとなぁ。正解なんてないだけに、できることは真摯に向き合い続けることだけだろうか。2025/05/03
davi
0
保証期限が長く更には中退者までフォローするのか。自分のスタイルを崩すかどうかって壁ってあるんだなぁと思ってみたり。描写が過去に向かって先生の「原点」を詳らかにしつつ新展開。2025/04/07
nao10
0
夢を追うことの残酷さ、そして光。2025/04/03
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- 和書
- ぼくはここだよ!