出版社内容情報
伝説のアートコミック、待望の完全新作!!
アートコミックの金字塔『ギャラリーフェイク』完全新作コミックスが登場!!
贋作専門の闇画商・フジタが相対するのは、
アート・テロを行う環境テロリストたちや、
価値ある装飾品の転売で一攫千金を狙うパパ活女子。
更には、助手のサラが“週刊誌砲”の餌食に──!?
刻々と様変わりしてゆく21世紀のアート界に、
フジタはどう立ち向かうのか…!?
【編集担当からのおすすめ情報】
累計1000万部突破!!『Gu-Guガンモ』や『太郎』など、数々の名作を世に贈り出してきた巨匠・細野不二彦氏が手がける、大人気アートコミックシリーズ、待望の最新刊が登場!!ニヒルでワルだけど、なんだかちょっと憎めない人情派の闇アートディーラー・フジタ。今回相対するのは、“週刊誌砲”やパパ活女子など、昨今世間を騒がせている事件の数々。果たしてアートとどう絡むのか…!? 必見です。更に、細野不二彦氏最新作『バブル・ザムライ』第4集と、過去の名エピソードを厳選した傑作選『ギャラリーフェイク セレクション』第1集も同時刊行!! 細野不二彦作品から目が離せません。
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- 評価
乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
31
いわゆる近代美術を取り上げつつも、そこに現代的な主題を照らしてストーリーを紡ぐのが『ギャラリーフェイク』の面白さだ。それでいて、真正面から現代を描くこともある。今巻冒頭の一話は、環境保護団体によるアート・テロを題材にしている。とはいえ、そこは細野不二彦、斜め上からの視点がエピソードを奥深いものにしている。2025/03/13
さくりや
26
えーなんか久しぶりに読んだらフジタが超かっこいいんですけど。というかだいぶマイルドになった。読者の前では阿漕な商売をしなくなった笑。前巻では出てこなかった小夜子も出てきたし満足。ちょっと昔風の絵柄がバブリーな作風に合っていて好き。シュトロハイムとかマルガレーテとかソロモン=ケンとか、今回常軌を逸した登場人物多すぎないか……?なんか普通にラモスとか香本とか翡翠とかに会いたい。ので細々とで良いので続けて欲しいな〜2025/02/28
kazmimagica
12
サラ佳き、三田村館長良きかな。揺れながらも3人の関係に変化ないのはあいかわらず。サラに会えれば◎なのでまあよいか。2025/04/01
みのにゃー
12
サラは描きやすく(一目見てサラだとわかる)、三田村さんは描きにくい(わかりにくい)のかな。アート・テロ、ホルバインの短剣、オランピア、ルドン、トー横ギャルが登場する話、どれも面白かった。2025/03/14
びぜんや
12
毎度のことながら、美術作品と時事ネタ、あるいは美しい美術作品と醜い人間ドラマの絡ませ方が上手いですね。それも小難しいこと抜きにコンパクトにまとめてくれるので、毎度毎度読むのが楽しみになります。どんなに悪意に直面しても、顔色ひとつ変えないフジタの厚顔っぷり、悪漢っぷりは今回も痛快。読み終えるとすぐに、次のエピソードを求めたくなります。★★★☆☆2025/03/02