感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムッネニーク
56
158冊目『THE ART OF Spirited Away ( GHIBLI THE ART SERIES )』(2001年9月、徳間書店 スタジオジブリ 事業本部) ジブリの名を世界に知らしめた『千と千尋の神隠し』(2001)の美術やキャラ設定などを纏めたアートブック。 シリーズが進むごとにどんどん内容が薄くなっていっているような気がする。アフレコ台本が丸々収録されているが、それよりももっと絵を見せて欲しい。 〈観客の10才の女の子達が、本当の自分の願いに出会う作品に、この映画をしたいと思う〉2024/12/30
爽
8
絵コンテと並行して。千と千尋の世界観はいつ見ても楽しい。楽しいのに、海面を電車が通っている様子とか踏み切りの前で待っている人とかどこか切なくなる。初めの設定とずいぶん表情が変わっているので、今の表情でよかったと心底思った。カオナシの初期設定がヒーローみたいにマントをつけていたので、これで映画になっていたらさぞかし笑えそう。また映画が観たくなった。2013/08/31
月うさぎ
7
スタジオジブリ・レイアウト展を見に行った息子がこっそり買っていた本を発見!。私が(もののけ姫)の方を持っていたのを知ると凄く驚いていました・・・かぶらなくてよかった。このシリーズは欲しくなりますよね2018/02/20
パンジャビ
5
もっと沢山背景や美術ボードが載ってるのかと思ったけど、意外とフィルムストーリーにページ数を費やしてる印象。安藤さんのキャラデザもロマンアルバムと被るので、手放すならこちらだな、と読みつつ思った(笑)しかし宮崎監督が物語の冒頭のイメージボードを沢山描いているのに驚いた。湯屋の建物の設定が何回見ても面白い。そして何回見てもカオナシの初期設定が笑える。誰…(笑)2017/03/22
ピク
4
豪華版で背景資料がたっぷり載る「The art of~」シリーズの『千と千尋』版.もちろんその作画世界にどっぷり浸るだけで最高の時間を過ごせるので夏にオススメなのですが、スタッフコメントでちょくちょく安藤雅司さんが自分のキャラデと宮崎監督のイメージの違いみたいなものを匂わせていて、ジブリを飛び出す兆候が既に見えていた. シナリオ掲載は、まぁこの頃の宮崎アニメの作り的に仕方ないのだけれど絵コンテから起こしたアフレコ台本なので、読み物としての脚本の面白さは無い. もうハッキリと、リンが蛙たちに渡す~2015/07/20