出版社内容情報
8年に渡る、連載の掉尾を飾る第8集!
二つの世界大戦の間、戦間期の空を自由に飛んできたマリア。
しかし、ナチスドイツの台頭はヨーロッパに不穏な空気を
吹き込む。また、マリアの暮らすイタリアもムッソリーニの
ファシスト党がその支配力を強める。戦争の足音が聞こえる
世界で、マリアが選択する自分の生き方は!?
8年に渡る連載の締めくくりにふさわしい第8集!
【編集担当からのおすすめ情報】
マリアの連載が終わり、最後の単行本をお送りします。
戦間期に大進歩を果たした航空機と、社会進出した
女性を中心にしたこの作品は、第2次大戦に時代が近づくに
つれ、剣呑さを増します。飛行機も時代も先鋭化を強いられて
いくのです。複葉機とデカダンの「牧歌」の時代の終わりです。
もともと「戦記もの」の第一人者の滝沢さんにとっては、
風変わりな舞台だったかもしれませんが頑張っていただきました
#複葉機漫画 #滝沢聖峰 #ムッソリーニ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きまたよ
7
マリアの最終巻。第二次大戦直前、時代は複葉機から単葉機に移り変わりつつあるけど、イタリアを舞台に文字通り飛び回るマリア。ムッソリーニも登場するし、彼女がいなかったら真珠湾攻撃も?物語は終わっても輝き続ける彼女に乾杯です。2022/01/31
おりひら
1
第二次世界大戦も目前。マリアの周辺も騒がしく。ある者は国を捨て、ある者は帰国へ、ある者は国に留まり・・・。お祭りの様な日々も終焉に向かっていく様で、寂しい限り。で、当初の目的の通り、父親を見つけられたのは、良かった。様な気もするけど、半ば茶番の様でもあって(苦笑)緩い感じが毎回楽しかったけれど、これで終わり。どんな時代でもマリアは、ずっと飛んでいるんでしょうな。2022/02/06