出版社内容情報
希少なカヤネズミの貴重な暮らしぶりに密着
日本一小さなネズミ、カヤネズミ。体長はわずか6センチ、体重約7グラム。大人の親指ほどの大きさで、かつては草原で多数見られましたが、最近ではすみかの減少とともに希少動物となりました。そのカヤネズミに密着約5年。今では写真に収めるのも大変というこの動物の、生態を見事に切り取りました。こんなにもたくさんの自然の姿は、おそらく本邦初。カヤネズミの、子育て、巣づくり、食事の姿をぜひお楽しみください。
【編集担当からのおすすめ情報】
カヤネズミはかつては人家の近くの草原に数多く生息し、めずらしくない動物だったらしいですが、現在ではすみかとなる草原の減少に伴い、希少動物となっています。
このカヤネズミに5年間密着して撮影された写真は、どれも自然のままの生き生きとした姿で、たっぷりと時間を掛けて撮影を楽しむ「しあわせ動物写真家」福田幸広さんの真骨頂でしょう。
カヤネズミの特徴といえば、草原に浮かぶように作られる、草で編んだまるい巣。同じように見えても、巣の役割に応じてその様子はさまざまです。また、一年中くり返される出産と子育ての場面も、長期間密着したからこそ撮影出来た貴重なシーン。それ以外にも、今までよく知られていなかったカヤネズミの、驚きの暮らしぶりが満載です。
小さな体で奮闘するカヤネズミの、かわいくてたくましい姿を、ぜひお楽しみください。
著者等紹介
福田幸広[フクダユキヒロ]
しあわせ動物写真家。「山もいいけど、海もいい!」をモットーに好きな生き物がいれば山へでも海へでも出かけてゆき、たっぷりと時間をかけて撮影を楽しむというスタイルを貫いている。2014年に発刊した写真絵本『オオサンショウウオ』(そうえん社)で小学館児童出版文化賞を受賞
ゆうきえつこ[ユウキエツコ]
ライター。福田幸広と共に世界中の野生動物の観察取材を行い、その全てを記録し貴重な資料を作り上げている。2014年に発刊した写真絵本『オオサンショウウオ』で小学館児童出版文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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yomineko@ヴィタリにゃん
東谷くまみ
たまきら
アナクマ
退院した雨巫女。