小学館文庫<br> 今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は

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小学館文庫
今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は

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  • サイズ 文庫判/ページ数 288p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784094074413
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

福徳秀介のデビュー小説にしてベストセラー

大学2年生の「僕」は、入学前に憧れていた大学生活とはほど遠い、冴えない毎日を送っていた。日傘をさしていつも人目を避け、青春を謳歌している学生グループを妬ましく思う、そんな日々。友人は一人。銭湯掃除のバイトと孤独な大学生活だけの毎日。
そんなある日、大教室で学生の輪を嫌うように席を立つ凜とした女子学生に出会う。その姿が心に焼き付いた「僕」は次第に深く強く彼女に惹かれていく。やっとの思いで近づき、初デートにも成功し、これからの楽しい日々を思い描いていたのだが・・・・・・。
ピュアで繊細な「僕」が初めて深く愛した彼女への想いは実るのか。そして、僕の人生の、その先は---。
著者自身の私小説を思わせるピュアな恋愛小説ながら、「生きる」ことそのものについても考えさせられる、心に刺さるホロ苦恋愛小説です。
文庫化にあたり、巻末には、映画出演の萩原利久さん、河合優実さんの特別対談を掲載。こちらも、見逃せません。

【編集担当からのおすすめ情報】
「初めて自分のすべてをさらけ出した」。2020年、この小説を書き終えたときのジャルジャル福徳秀介さんの言葉。
何度も何度も真摯に原稿に向き合い、改稿を重ね、4年の月日をかけて大切に向き合ってきた小説は、その後じわじわと口コミで魅力が伝わり、重版を重ねました。そして、この度、豪華キャストによる映画化が決定。映画化をきっかけに、待望の文庫化となりました。
今でも「ほんまに全部出し切った。良い小説!」と語る著者。「本当に本当に素敵な良い小説」と語る担当編集。その言い合いが続く最強の小説です。
映画出演の萩原利久さん、河合優実さんも絶賛していた独自の言葉センス。そしてこの小説の肝となる思いがほとばしる長台詞。クスッと笑えるユーモア。繊細なガラス細工のような主人公の心描写。はっとさせられるおばあちゃんの言葉の数々。
この小説にしかない魅力がいっぱいです。
どうぞ、なんの先入観ももたずに、まずはこの作品を読んでいただきたい。それが、担当編集からのお願いです。きっと、心に何かが刺さる作品です。



内容説明

鬼才ジャルジャル福徳秀介が紡いだ小説デビュー作にしてベストセラー!!憧れていた大学生活とは程遠い、冴えない毎日を送る「僕」。ある日、大教室で凜とした女子学生に出逢う。「僕」は、次第に深く強く彼女に惹かれていくが…。繊細な「僕」の初めての想いは実るのか。純度100%のピュアな恋愛物語ながら、「生きる」ことについても考えさせられる、心に刺さる物語。豪華キャストで映画化が決定!

著者等紹介

福徳秀介[フクトクシュウスケ]
1983年生まれ。兵庫県出身。関西大学文学部卒。同じ高校のラグビー部だった後藤淳平と2003年にお笑いコンビ「ジャルジャル」を結成。テレビ、ラジオ、舞台、YouTube等で活躍。キングオブコント2020優勝、第13代目キングに。福徳単独の活動として絵本『まくらのまーくん』が第14回タリーズピクチャーブックアワード大賞を受賞。小説デビュー作は、本作品となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

林檎

12
映画を先に観たので、そのままの世界観をより濃く上書きして行くような感覚で読んだ。映画を観た時よりももっとずっと好きが増した。心に残る優しくて面白い大事な言葉や台詞がたくさんあった。ふとした時に思い返す大事な作品になる予感がする。福徳君素敵やん。2025/05/13

msytg15

5
先に映画を観ていたので、細かいニュアンスや少し疑問だったところもすっきり出来て、この順番で良かったなと思った。ジャルジャルのイメージがあって内容が全く想像できない中で観た映画が凄く心に刺さって、本もそのテンションのまま楽しめて、一つの作品として当分余韻が続くなと感じています。ずいぶん前に買って埃をかぶっていたインディゴ地平線を引っ張り出して車で大音量で聴いている毎日です。2025/05/18

三日月

4
独特な言葉の言い回しとセンスのよさ。 回りくどいけど全然嫌味がない、むしろ心地良かったな。最初から最後まで文章もすべて変わり者って感じだった(いい意味で)。 唯一の友人山根くんもとってもいい味出してたし、バイト仲間としか思ってなかったさっちゃんからの突然の長い長い告白は切なかった。 スピッツの初恋クレイジーの話もよかった。 お笑い芸人だけあって、ところどころに笑える場面もってきてくれるから、全然飽きずに読めたし、途中からの悲しい展開と、ラストの伏線回収からのハッピーエンドは見事でした。 2025/06/13

3
福徳、河合優実、とあるシーンがすごいと、気になって映画の前に原作読んだ。大きな展開はなく静かで言葉遊びが面白い作品だなぁと思ったら第3章でひっくり返った。そこがまた刺激的で面白い。 超個人的に、桜田さんとも山根とも距離が空いて呆然とする日々が、今の自分にぴったり重なって感情輸入しまくりだったけど、作品の中では小西はハッピーエンドになったことが、自分だけ置いていかれたような感覚になって少し寂しかった。とりあえず映画館に行く。さっちゃんを演じる伊東蒼楽しみ。2025/05/28

しっどはれー

3
映画がとても心に残ったので原作も読みました。主人公はやっぱり共感しきれなかったり、この部分は?みたいなところもあるのだけれどそれでもとても魅力的作品です。 映画では関大という言葉はでてこなかったけど小説では関西大学、関大、関大前通り、法文坂、豊津など懐かしい言葉がそのまま使われておりました。2025/05/26

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