出版社内容情報
八家の謎と禁忌。和風ファンタジー第三弾!
王と后は触れあってはならない――
神話に由来する八つの家が統治してきた千和の国では、新しく王になった者は、遠い地で暮らす天羽家の巫女から后を迎えることが慣例だ。だが、その実情は人質とも言えるもの。后となった天羽の巫女は後宮に軟禁され、王と后は月に一度、神事の際に顔を合わせるだけであった。
ところが、このたびの新王・鳴矢は、后となった淡雪と本当の夫婦になりたいと願い、密かに淡雪のもとへ通いはじめる。孤独を覚悟して后となった淡雪は鳴矢の優しさに戸惑うが、やがて鳴矢を心から信頼するように。しかし王と后の恋は禁忌。二人は夜の間だけの逢瀬を密かに重ねるしかなかった。
そんなある日、鳴矢は側近から不穏な報告を受ける。鳴矢が典侍の烏丸から受け取った水差しに、毒が塗られていた可能性が高いというのだ。烏丸はとりわけ、淡雪を毛嫌いして、淡雪に辛く当たっている典侍。その彼女が王を暗殺しようとした――? 連絡を受けた淡雪は、秘密の術「天眼天耳」を使って烏丸の真意を調べようとするが、鳴矢を害さなければならない理由をどうしても探しだせずにいて……。
禁じられた恋と八家の謎を描く和風王宮ファンタジー!
内容説明
王と后は決して触れあってはならない―后とは名ばかり、実際は人質同然に軟禁されている淡雪だが、いつしか新王である鳴矢に深い想いを抱くように。この千和国では、王と后は会話すら許されていない。二人は夫婦でありながら、夜の間だけの短い逢瀬を重ねるしかなかった。そんなある日、淡雪は、鳴矢が毒殺されかけたという衝撃的な報告を受ける。鳴矢を守るため、秘密にしている術「天眼天耳」を使って事の真相を探ろうとする淡雪だが…。神話に由来する八家の謎と禁断の恋を描く、和風王宮ファンタジー第三弾!
著者等紹介
深山くのえ[ミヤマクノエ]
神奈川県出身。2005年、『花色の戯れ』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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