出版社内容情報
無二の忠臣が殺された!若殿、仇討ちの旅へ
信州真田家の若殿、真田俊介が江戸上屋敷の寝所で襲われた。町でたたきのめしたやくざ者の意趣返しか。はたまた、国元で暮らす腹違いの弟・力之介の祖父で、国家老でもある大岡勘解由が孫の跡目相続を画策しての仕業か。
無二の忠臣にして友垣の寺岡辰之助とともに探索に乗り出す俊介。だが、旧知の東田道場師範代・皆川仁八郎に頼まれて、やくざの出入りに加勢する羽目になるやら、錺職人殺しに巻き込まれるやら、なかなか思うようにいかない。
そんな中、こともあろうに辰之助が胸を一突きにされ殺される。いったい誰が何のために!? 悲嘆にくれる俊介に殺害犯の名を告げたのは、意外や意外、俊介の寝所を襲った男だった。
犯人は有馬家の剣術指南役に召し抱えられた者だという。俊介の追撃を躱し、犯人が向かった先は、有馬家の領国・筑後久留米。同行するは、真田家二代に仕える爺で俊介の守り役・海原伝兵衛と天才剣士と異名をとる師範代・皆川仁八郎、おまけに病に倒れた母の薬を求めて長崎に行くという女児おきみ。
若殿一行四人の仇討ち旅が始まる!二ヶ月連続刊行でおくる、傑作廻国活劇シリーズ第一弾。
内容説明
信州真田家の若殿、俊介が江戸上屋敷の寝所で襲われた。誰の仕業か分からぬまま、無二の忠臣にして友垣の寺岡辰之助とともに犯人探索に乗り出す。だが、旧知の東田道場師範代・皆川仁八郎に頼まれ、やくざの出入りに加勢する羽目になるやら、錺職人殺しに巻き込まれるやら、なかなか思うようにいかない。そんな中、こともあろうに辰之助が胸を一突きにされ殺される。悲嘆にくれる俊介に殺害犯の名を告げたのは、意外や意外、俊介の寝所を襲った男で―。逃げる真犯人が向かった先は九州・筑後久留米。全ては亡き友垣のため、御法度の仇討ち旅が今、始まる!
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年静岡県生まれ。1999年、『駿府に吹く風』(刊行に際して『義元謀殺』に改題)で第一回角川春樹小説賞特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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