中年前夜

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  • サイズ B6判/ページ数 337p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093965033
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

私はいつまで女でいればいいのか?うまく枯れていくことができない中年モラトリアム世代の心情を綴った衝撃のアンチエイジング小説。

著者等紹介

甘糟りり子[アマカスリリコ]
1964年横浜生まれ。玉川大学文学部卒。ファッション、車、スポーツをはじめ、都市に生きる男女の等身大の生き様を、軽やかにリアルに描いた小説やエッセイで注目を集める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

104
40歳を目前にした三人の女性の話です。1人は美容整形外科に事務長として勤め、院長の愛人でもある「夕子」、1人は雑誌編集者としてオンナを捨てて働く「蘭子」、そしてもう1人は至ってフツーの主婦である「真澄」。そんな三人が全く考え方や生き方、環境は違えど少しずつ距離を近め、親しくなり結婚や夫婦、出産等、女性としての人生に考えを巡らせます。誰に共感する、しないとかではなく、とにかく色んな生き様があるんだなと。甘糟さんならではな、ちょっとキワどいセクシー描写も程よく刺激的です。タイトルが何よりもインパクト大ですね。2024/01/20

ゆみねこ

65
専業主婦の真澄・編集者の蘭子・美容整形クリニックの事務長夕子、3人のアラフォー女性の寂しさを描いた物語。最初は真澄に共感していたのに、ラストはガッカリ・・・。同世代の女性には身につまされる1冊かもしれません。料理教室の静先生が素敵!2015/05/01

なっちゃん

26
女はいつまで女でいればいいのか⁈と作中でつぶやいていた。院長の愛人、女を捨てて仕事に生きる女、セックスレスの主婦、このままでいいのか、この先どうなるのか、どうしたいのか。アラフォー三人の満たされない心と体を描いてた。料理教室の先生が素敵で、こんな年の重ね方をしたいと思わせる人物。読みやすく、共感できる部分もあり、他の作品も読んでみたい。2015/01/09

mincharos

23
専業主婦の真澄、個人病院で働き、院長と愛人関係のバツイチ夕子、男性誌の編集者の独身蘭子のアラフォー女性3人。それぞれ違う生き方をしているけど、それぞれが40歳を手前にもがいている。私がその年齢の頃はまだ子育てと仕事でひたすら忙しくて、生き方に悩むなんてことなかったけど。3人ともが性欲に支配されている感じにちょっと戸惑った・・・ホストにハマったり、出会い系にハマったり、、、満たされていないから何かにハマる必要があるのでしょう。ラストの真澄さんは、、、後でとても辛くなるだろうと思って、悲しいラストだったわ~2024/09/18

manamuse

22
前作に続き甘糟りり子さん。典型的といってもいいような専業主婦と愛人女と婚期を逃した女3人が料理教室で出会い、お互いに刺激を受けて前へ進んで行く。加齢と仕事とセックス…そんな話。きたんとケリをつけた夕子やゴールを見つけた蘭子と違って、専業主婦の真澄だけがなんだかなぁ〜。料理教室の静先生が1番魅力的だったわ。2021/04/30

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