物語の海を泳いで

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物語の海を泳いで

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  • サイズ 46判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093887700
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

角田光代が読んだ、至福の350冊!

「本のなかに書かれた言葉、そこで起きたできごと、そこで生きる人々、そこに漂う空気を五感と感情で体験すること、それが、本を読む、ということなのだ」
心に残る、あの本この本を、なんと350冊! 直木賞作家・角田光代のとびきりの読書案内。
全三章の構成。
第一章「物語に出合う」――少女時代に読んだ『長くつ下のピッピ』『100万回生きた猫』から、太宰治・林芙美子・開高健・向田邦子、そして大島弓子・岡崎京子の漫画作品までを愛をこめて描く、感動的なエッセイ16篇。
第二章「心に残る、あの本この本」――ジョン・アーヴィング、イーユン・リー、ベルンハルト・シュリンク、ミランダ・ジュライから井上荒野、伊坂幸太郎、江國香織、奥田英朗、桐野夏生、佐野洋子、橋本治、吉田修一、綿矢りさ、など、小説からエッセイ、ノンフィクションまで、多彩な作品を語る書評(感想文)。読むだけで思わず本屋さんに走りたくなる、熱い読書案内60本。
第三章「わたしの読書日記」――2007年秋から2018年夏までの幸福な読書の日々を描く29篇。まさに〈本がわたしを呼んでいる!〉。

《どこでも本を読む。ソファでもベッドでも風呂でもトイレでも読む。
外に出るときも鞄に本を入れる。入れ忘れると途方に暮れる。
旅に出るときも日数に合わせて何冊かの本を持参する。
この本の冊数選びを間違うと、これまた旅先で途方に暮れる。》――「あとがき」より

内容説明

読書という至福の世界へ。本のなかに書かれた言葉、そこで起きたできごと、そこで生きる人々、そこに漂う空気を五感と感情で体験すること、それが、本を読む、ということなのだ。読めば本屋さんに走りたくなる、とびきりの読書案内エッセイ。

目次

1 物語に出合う(真に出会うと―アストリッド・リンドグレーン『長くつ下のピッピ』;私は「真実」を読む―佐野洋子『100万回生きた猫』;私の偏愛書―松谷みよ子『モモちゃんとアカネちゃん』 ほか)
2 心に残る、あの本この本(濃厚な喪失の気配とかなしみ J・アーヴィング『あの川のほとりで』;マイノリティに寄り添って不寛容と優雅に闘う J・アーヴィング『ひとりの体で』;闘った、愛した証としての人生 J・アーヴィング『神秘大通り』 ほか)
3 わたしの読書日記(孤独をおそれずに書く 二〇〇七年・秋;新しい家族像 二〇〇八年・春;いくつもの「生」 二〇〇八年・夏 ほか)

著者等紹介

角田光代[カクタミツヨ]
1967年生まれ。早稲田大学第一文学部卒。90年「幸福な遊戯」で「海燕」新人文学賞を受賞して本格的に作家デビュー。主な小説作品に、『まどろむ夜のUFO』(野間文芸新人賞)、『ぼくはきみのおにいさん』(坪田譲治文学賞)、『キッドナップ・ツアー』(産経児童出版文化賞/路傍の石文学賞)、『空中庭園』(婦人公論文芸賞)、『対岸の彼女』(直木賞)、『ロック母』(表題作で川端康成文学賞)、『八日目の〓』(中央公論文芸賞)、『ツリーハウス』(伊藤整文学賞)、『紙の月』(柴田錬三郎賞)、『かなたの子』(泉鏡花文学賞)、『私のなかの彼女』(河合隼雄物語賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

277
角田 光代は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。著者が読んだ至福の350冊の書評集、共読本も多く親近感が湧きました。著者が沢山の本を読みながら、読んでる端から内容を忘れていくのも一緒です(笑)今後も角田 光代を読み続けたいと思います。 https://www.shogakukan.co.jp/books/093887702020/08/14

のぶ

126
読書欲を刺激される本だ。角田さんの読んだ本の書評、エッセイ、読書日記がそれぞれ分けて収録されている。紹介されている冊数は凄く多くて350冊が収録されているらしい。それぞれの本の内容がとてもうまく纏められて、さすが作家の書評だと思った。ジャンルも広くて、漫画から海外の純文学まで多岐に渡っている。特に驚いたのは、後半に収められている読書日記。読んでいる数も半端じゃないが、ほんの数行でその本に魅力を切り取っている。そして内容の批判を一切せずに、良いところだけを纏めていた。これからの読書の参考になるだろう。2020/08/23

Ikutan

86
角田さんの読書案内。いつもながら選び抜かれた言葉に角田さんの真摯な姿勢が伺え、また読みたい本が増えてしまう。井上荒野さん、桐野夏生さん、吉田修一さんなど大好きな作家さんの作品が共読で嬉しいし、猫村さんやたかぎなおこさんのエッセイも読まれていて、なんだかニンマリしてしまう。人は、生まれながらにしてその人ではなく、生きていくことによってその人になっていくのだと言う角田さん。だったら、読んだ本はその人の構成成分のひとつになるはず。その一部を共有できるって素敵なことですね。そんな軌跡的な出会いに感謝したいと思う。2020/09/21

ムーミン

79
いきなり「真に出会うと」「私は『真実』を読む」を読んで、深いと感じました。読みたい本をリストにあげました。2020/09/29

けぴ

73
あとがきに良い一文がある。「本を読むことは中身を暗記することではない。本のなかに書かれた言葉、そこで起きたできごと、そこで生きる人々、そこに漂う空気を五感と感情で体験すること、それが、本を読む、ということなのだとはじめて知った。その体験に、自分が本を読んでいる、という現実での体験も加わる」〜本文は角田光代さんの読書遍歴がわかりファンとしては嬉しい。自分が読んだ本を角田さんがどのように読んでいるかを確認した。2021/09/25

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