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「ななつ星」物語―めぐり逢う旅と「豪華列車」誕生の秘話

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093883542
  • NDC分類 686.219
  • Cコード C0026

出版社内容情報

豪華寝台列車『ななつ星in九州』開発秘話

2013年10月15日、豪華寝台列車『ななつ星in九州』が運行を開始した。定員30人、14室すべてがスイートという7両編成の列車にかけられた製造費はおよそ30億円。豪華客船が寄港地を巡るように、列車の旅と観光を組み合わせた日本で初めてのクルーズトレインである。九州7県を周遊する3泊4日のコースと九州北部を周遊する1泊2日のコースで運行され、ひとり約18万円~70万円という破格の料金にも関わらず、半年先まで予約が完売。この夢の列車はどのように開発されたのか。四半世紀に渡ってJR九州の観光列車を手がけてきたデザイナーの水戸岡鋭治とJR九州社長・唐池恒二が目指した「九州を元気にする」列車は、その豪華さからは想像もできないような苦難の末に誕生した。「手間こそが感動」と妥協を許さない唐池と水戸岡の斬新なアイディアによって設計と仕様は何度も変わり、その度に現場は大混乱に陥った。車両製造の技術者、内装の職人、サービスクルー、宿泊と食を任された沿線の人々が、「犠牲を伴わないものに感動はない」と言い切る水戸岡の情熱に挑んだ熱き魂の物語。豪華な車内と食事、沿線の絶景が凝縮された16ページの口絵付き。


【編集担当からのおすすめ情報】
JR九州のクルーズトレイン『ななつ星in九州』に関する初めての書籍となります。JR九州の全面協力により、ノンフィクションライター一志治夫氏によって明かされた手に汗握る開発秘話。16ページの口絵には、豪華な車内と食事、沿線の絶景を凝縮。

内容説明

人生を変える夢の列車。クルーズトレイン開発の軌跡。贅を尽くした車両とおもてなしの舞台裏。至福の旅に挑んだプロジェクトストーリー。この列車にかけた人々の熱い想いと挑戦、夢を描く渾身のノンフィクション。

目次

1 開発前夜
2 リーダーの決断
3 情熱の結集
4 匠たちの小宇宙
5 狂気の代償
6 旅の演出者たち
7 最後の修羅場

著者等紹介

一志治夫[イッシハルオ]
1956年長野県松本市生まれ。東京都三鷹市育ち。「現代」記者などを経て、ノンフィクション作家に。主な著書に、『狂気の左サイドバック』(小学館第1回小学館ノンフィクション大賞受賞新潮文庫収録)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶんこ

51
まさにJR九州のワンマン唐池社長と、デザイナー水戸岡さんの狂気の結晶。 ただの狂気だったら皆もついてはいかなかったでしょうが、九州そのものを活かすという信念があって、万一の時には責任をとるという姿勢があったからでしょう。 度重なる仕様変更に泣かされた職人、日立他の人々が気の毒になりました。 夢を持って邁進するのは良いのですが、最高級を目指すのであれば、じっくりと時間をかけて、皆が生活にゆとりを持ちつつ創り上げて欲しかったとも思いました。 なにはともあれ、夢を実現した勇気と努力には尊敬の念を持ちました。 2015/07/05

シフォン

36
一度は乗ってみたい豪華列車「ななつ星in九州」の誕生秘話。この列車の目的は移動ではなく乗ること。列車という限られた空間で、贅沢や豪華さを体感するには、日本流のオリエント急行とは。移動するクルマであり、ホテルであり、レストラン、求められるのはエンターテイメント。夕方の景色、外が段々と暗くなっていく、夕陽が沈んでいく様子を眺めながらの食事はどんな気分になるんだろうか。そして、人が動けば地域は活性化するはず。日本人らしい、こだわりとやり方で完成した力作、おもてなしの精神で、走り続けてほしい。2022/02/22

Tadashi_N

17
上質な経験を売るための、妥協なき作業。2015/09/28

えいなえいな

13
特に鉄ちゃんでもないんですが、ななつ星は生涯で一度は乗ってみたいと思っていました。読んでみたら思った以上にいろいろな方の想いが詰まっていて、これは安易に乗ってはいけないんじゃないかと思い直しました。 将来はななつ星に乗る資格を持った立派な人間になりたいという目標になりました。2014/11/15

緋莢

12
2013年10月。九州7県を一週する寝台列車「ななつ星 in 九州」が 運行を開始した。7両編成で、14室の部屋は全てスイート。贅沢を凝らした列車とその旅が誕生するまでには紆余曲折、様々な事があった。JR九州社長の唐池とデザイナーの水戸岡の二人を軸に、運行までの軌跡を書いた本。2014/06/09

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