出版社内容情報
ぼけ・アルツハイマー、しびれ・自律神経失調症などの病気を抱えて悩んでいる患者さんたちとの交流記。各病気ごとに、病気の成り立ちや病気との付き合い方に触れつつ、患者との日頃の交流をユーモラスに描きます。
医療最前線で現代の難病といわれる神経内科の治療に取り組んだ診療記録。 高齢化社会の到来とともに神経系統の病気はますます増加していますが、このての病気は完治することはなく、長期にわたる療養を余儀なくされます。どのような治療を受けるかは各自の選択権にまかされますが、重要なことは心安らかに病気と付き合える病院や医者を選べるかどうかでしょう。 著者は大学病院や老人病院で神経内科の治療に取り組み、患者の気持ちを大事にし、患者の望む治療を心がけた新進気鋭のドクターです。また患者はミステリー作家としてのもう一つの顔ももっています。 本書は、ぼけ、アルツハイマー、パーキンソン病、自律神経失調症、脳梗塞、しびれ、偏頭痛など頭にかんする病気で苦しむ患者と著者との会話を交えながら病気の症状や治療の様子、薬の副作用にまで言及します。患者本人だけではなく患者の家族も含め、これから中年を迎える人々への必読書としてお薦めします。
内容説明
現代の「難病」とどう闘うのか?神経内科医療の最前線からの勇気と感動のレポート。
目次
ぼけが始った―慢性硬膜下血腫
頭を抱える―偏頭痛
動けない―パーキンソン病
しゃべれなくなる―失語症
しびれる―末梢性神経炎
雲の上を歩く―自律神経失調症
笑えない―顔面神経麻痺
びっくりする―白衣性高血圧症
手が鉛のように―脳梗塞
閉じ込められる―ロックド・イン症候群〔ほか〕