出版社内容情報
ロシア革命から1930年代初頭の農業集団化までの,農民の運命を決した最大の枢要な時期における共同体の最終的な段階を考察.貧農の土地利用の欠陥の克服を目指す運動とその後の全面的集団化は,いかなる関連をもったのかを分析.
内容説明
ロシア革命直後から1930年代初頭の農業集団化までの、農民の運命を決したもっとも枢要な時期における共同体の最終的な段階を考察する。共同体的土地利用の欠陥の克服を目指す貧農の運動がその後やってくる全面的集団化といかなる関係をもつのか。共同体からコルホーズへの転化を、共同体から出発して分析した初めての本格的研究である。
目次
第1章 農民的土地利用(共同体的土地利用;土地の権利者;集団的土地利用;補論 自治組織としての共同体)
第2章 改良・解体・革命(共同体の改良;共同体の解体;進化と革命)
第3章 コルホーズの成立過程(共同体とコルホーズ;全面的集団化前夜;全面的集団化期の土地政策)
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