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木喰

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  • サイズ B6判/ページ数 285p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093791472
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

五穀(米・麦・豆・あわ・きび)断ちの戒律を守り、地方行脚する先々で仏像を彫り、庶民の悩みを和らげた修行僧・木喰上人。この僧にとりついたノミとシラミの掛け合いをもとに、仏道の教えと修行の原理を平易に説いた癒しの本。

 活字のみならず、映画制作、仏教講演、テレビ出演、歌舞伎脚本執筆など多くのメディアを駆使して、現代人の心に語りかける立松和平ならではの癒し系小説。五穀断ちの戒律を守り、行脚する先々で木片に仏像を彫って、民の悩みを和らげた修行僧の人物像を描く。この僧にとりついたノミとシラミの会話をもとに、仏道修行の厳しさを平易な言葉で語りかける。 「文芸ポスト」誌で連載中より評判を博した、21世紀型の名著のひとつに数えられよう。

内容説明

木喰戒を修める行道上人にとりついたのみとしらみ。不思議な同行三人組が発見した修行の原理。多彩な活動を続ける著者が満を持してついに発表。

目次

生き仏(蝦夷‐松前・江差)
作仏(熊石・有珠)
アスナロ檜の地蔵菩薩(松前‐大湊・恐山)
地獄に入る(奥州地方‐南部・津軽)
薬師瑠璃光如来(野州‐栃窪)
弟子との別れ(江戸・浅草‐信州・長久保)
おしろい地蔵(佐渡‐相川)

著者等紹介

立松和平[タテマツワヘイ]
1947年栃木県宇都宮市生まれ。早稲田大学政経学部卒。在学中に『自転車』という作品で早稲田文学新人賞を受賞。卒業後土木作業員、魚市場の荷役、インド放浪などの後、公務員を経て文筆業に専念。80年『遠雷』で第二回野間文芸新人賞、93年『卵洗い』で第八回坪田譲治文学賞、97年『毒―風聞・田中正造』で第五一回毎日出版文化賞をそれぞれ受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きなこ

1
のみとしらみが重要な登場人物、いつか菩薩となる。 小学館2019/08/09

omasa

0
木喰上人の番組ガイド見た。微笑んだ仏像がとても素敵で心に残った。そして出会ったこの本。のみとしらみとは驚いたが、始めは虫けらととらえていたものが、後半はひとりひとりの人格のあるものに思えてきたから、おもしろい。立松和平さんは、どのやうな思いでこの物語を書いたのか。各地に残るという木喰仏を是非見てみたい。2019/06/08

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