ソグド人の美術と言語

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  • サイズ A5判/ページ数 334p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784653040491
  • NDC分類 229.6
  • Cコード C1070

内容説明

シルクロード文化の担い手ソグド人とは何者だったのか。交易の民として栄えたソグド人の実態を中国で近年発見されたソグド人墓の屏風画、サマルカンドの宮殿壁画、唐代中国の人々が憧れたソグド銀器、貴重なソグド語文献から明らかにする。

目次

第1部 ソグド人とソグドの歴史(玄奘とソグド人;ソグド本土の歴史―中央アジア史の一場面 ほか)
第2部 ソグド人の言語(ソグド語という言語;ソグド語の文献)
第3部 ソグド人の壁画(ソグドの遺跡―サマルカンドとペンジケント;ソグド人の住居―壁画で飾られた客間 ほか)
第4部 中国文化におけるソグドとその銀器(ソグド銀器の識別とその特徴;新彊と青海省で発見された外来の銀器 ほか)
第5部 中国出土ソグド石刻画像の図像学(石棺床囲屏浮彫;石槨浮彫の画像 ほか)

著者等紹介

曽布川寛[ソブカワヒロシ]
京都大学名誉教授。中国美術史

吉田豊[ヨシダユタカ]
京都大学文学部教授。イラン語史、中央アジア出土文献研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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bapaksejahtera

11
近年相次ぎ発掘された隋代ソグド人陵墓から同民族への関心が高まり、従来一律にペルシア人とされた「胡人」がソグド人である事が定まった。本書は2007年京大人文研主催の講演会資料を基に編まれた。①ソグド人とソグドの歴史②言語③壁画④中国文化におけるソグドとその銀器⑤中国出土ソグド石刻画像の図像学からなる。①で豊かな農業と商工業でソグド人が中央亜各オアシスに集住し、領域国家を持たず独自の歴史を積み上げた事が述べられる。②の理解には言語学知識が必須。③以下豊富な図で彼らの宗教・文化の一端が理解出来た。難解だが良書。2025/01/20

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