出版社内容情報
『ホット・ゾーン』のリチャード・プレストンが詳細な取材をもとに、生物兵器の危険について書いたノンフィクション。ワクチンが効かないように遺伝子操作された「スーパー天然痘」など、世界はいま危機にさらされている。
ベストセラー『ホット・ゾーン』の作家リチャード・プレストンが詳細な取材をもとに、生物兵器の危険について書いたノンフィクション。「貧者の核兵器」と言われる安価な大量殺人兵器の、身も凍るような現実を明らかにする。 2001年のNY世界貿易センター事件後に起きた炭疽菌騒動は記憶に新しく、イラクのフセイン大統領が天然痘を初めとする生物兵器を研究していたことは周知の事実である。いまでは遺伝子操作された「ワクチンが効かないスーパー天然痘」の時代に突入している。 1979年に天然痘撲滅宣言が発表され、人類は自然界から天然痘を根絶できたけれども、人間の心から悪魔を退治することはできなかったのである。
内容説明
『ホット・ゾーン』のベストセラー作家R・プレストンが炭疽菌・天然痘生物兵器の恐怖の現状を解明。自然界から根絶されたはずの天然痘がいかにして「スーパー天然痘」に生まれ変わったか!人類は、人間の心からウイルスを退治することはできなかったのである―。
著者等紹介
プレストン,リチャード[プレストン,リチャード][Preston,Richard]
1954年マサチューセッツ州生まれ。プリンストン大学で英文学の学位を取得後、ジャーナリストとして「ニューヨーカー」「ワシントン・ポスト」に執筆する
真野明裕[マノアキヒロ]
1942年東京生まれ。67年慶応大学大学院英文科修士課程修了。大学非常勤講師、出版社勤務を経て翻訳家に
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