出版社内容情報
高木家の三代目・伸太郎は中国戦線からフィリピンへと転戦。そこへ実弟の礼三が赴任してくる。間もなく米軍との戦闘は激しさを増していき……。自らの戦争体験を生かして、末端の兵士の姿を活写した戦争文学の極致。
内容説明
とある商家・高木家の三代目伸太郎は、初代・友之丞から受け継いだ乃木希典の赤瓢箪を懐に、中国戦線からフィリピンへと転戦。そこへ偶然にも養子に出ていた実弟の礼三が上官として赴任してくる。久しぶりの再会を喜び合う二人だが、間もなく米軍との戦闘は激しさを増していき…。自らの戦争体験や従軍作家としての経験を生かして、末端の兵士の姿を活写した戦争文学の極致。
著者等紹介
火野葦平[ヒノアシヘイ]
1907年(明治40年)1月25日‐1960年(昭和35年)1月24日、享年52。福岡県出身。本名・玉井勝則。1937年『糞尿譚』で第6回芥川賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。