ちくま新書<br> 倫理思考トレーニング

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ちくま新書
倫理思考トレーニング

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  • サイズ 新書判/ページ数 448p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480077066
  • NDC分類 150
  • Cコード C0210

出版社内容情報

意見のすれ違いの根底には「倫理問題」がある――。

「はい論破」ではなく、協力的で生産的な議論を。

わかり合えない人と話し合うための討論の技法!



物事の善し悪しを判断するのは難しい。社会のあるべき姿や幸せの形も人それぞれ。ならば意見のすれ違う人と対話するのは不毛なのだろうか。それでも私たちは他者と共に社会をつくるため、答えの出ない問題について話し合わなければいけないことがある。そんなとき、小手先の論理で相手を説き伏せようとする前に、対立の根本に遡って「そもそも倫理とは何か」と考えてみることがとても役に立つ。「価値観の壁」を越え、生産的に議論するためのクリティカル・ディスカッション入門。


【目次】

はしがき



序章 哲学思考のその先へ

SS0-1 唯一無二の食事1/クリティカル・シンキングとは/協力的クリティカル・シンキング/倫理的クリティカル・シンキング/倫理的思考における文脈主義/SS0-2 唯一無二の食事2/「そもそも倫理とは何か」を考える必要がでてくるのはどういうときか/本書の構成

ブックガイド



第一章 倫理を外から眺める

SS1-1 エンケラドス生命たちの自衛1/自然主義的視点/モラル・サイコロジー/暴走路面電車という思考実験/倫理的判断ははらわたの感覚で決まっている/倫理は進化のプロセスで形成された?/道徳は簡単には進化に還元できない/運命共同体が生む道徳/SS1-2 エンケラドス生命たちの自衛2

ブックガイド



第二章 複視的に世界を眺める方法――中の人にしか見えない「社会」とは?

SS2-1 見えるようになったもの1/拡張現実とは/「社会的な事実」とは/なぜ一万円札には価値があるか―制度的な規則と制度的事実/やりとりの中から浮かび上がる「社会」/社会的な存在としての「自己」/一貫性論争/コラム 平野啓一郎の分人主義/拡張現実としての「社会的事実」/「社会メガネ」は気の持ちよう?/一様ではない「社会メガネ」/二重写しに世界を見る/SS2-2 見えるようになったもの2/社会の存在論

ブックガイド



第三章 倫理とは何か――自由意志と倫理はどのように「見える」ようになるか

1 道徳的主体としての自分

SS3-1 丘に穴掘る部族の覚醒1/倫理メガネをかけて世界を眺める/「自由意志メガネ」のむこうに見える道徳的主体/自由意志は存在しないのか/道徳判断と行為はどうつながるか



2 善悪の客観性はどこからくるのか

SS3-2 丘に穴掘る部族の覚醒2/「べき」には一貫性が求められる/客観主義と実在論/「客観性」や「実在性」は異星人にも見えるのか/「道徳的理由」に彩られた世界/コラム 非認知主義に対するアドバンテージ(ガチな人向けの補足)/人々はどのくらい道徳を客観的に捉えているか



3 善悪はフィクションか

「倫理メガネ」と錯誤理論/メガネをかける=感受性を研ぎ澄ます/SS3-3 丘に穴掘る部族の覚醒③/倫理とは半強制参加の拡張現実だ/自分のメガネは見えない/「倫理メガネ」の多層性と多様性

ブックガイド



第四章 倫理的思考の四つのものさし――善悪をどう測るか

1 倫理的思考のものさし

SS4-1 旧友の依頼1/規範倫理学の考え方/四つのものさし

内容説明

物事の善し悪しを判断するのは難しい。社会のあるべき姿や幸せの形も人それぞれ。ならば意見のすれ違う人と対話するのは不毛なのだろうか。それでも私たちは他者と共に社会をつくるため、答えの出ない問題について話し合わなければいけないことがある。そんなとき、小手先の論理で相手を説き伏せようとする前に、対立の根本に遡って「そもそも倫理とは何か」と考えてみることがとても役に立つ。「価値観の壁」を越え、生産的に議論するためのクリティカル・ディスカッション入門。

目次

序章 哲学思考のその先へ
第一章 倫理を外から眺める
第二章 複視的に世界を眺める方法―中の人にしか見えない「社会」とは?
第三章 倫理とは何か―自由意志と倫理はどのように「見える」ようになるか
第四章 倫理的思考の四つのものさし―善悪をどう測るか
第五章 なぜ意見が食い違うのか―倫理問題の難しさ
第六章 互いの論証をチェックする―協力的に討論をするための技法1
第七章 論破ではなく協力―協力的に討論をするための技法2
第八章 批判的でいるのはいつでもよいことか―無理せずクリティカルに生きる

著者等紹介

伊勢田哲治[イセダテツジ]
1968年福岡県生まれ。京都大学大学院文学研究科教授。京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。メリーランド大学よりPh.D.(Philosophy)取得。専門は科学哲学・倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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zunzun

3
伊勢田氏の『倫理思考トレーニング』は読了した。第一章~第四章までで倫理学講義、第五章が意見の食い違いを5つに分類、六章で論証図の作り方とそれぞれを検証すること、七章で対論図、八章で「いつも批判的でいることはいいのか」が扱われている。ヘアの非認知主義から脱したなどが見所かな。クリティカルシンキングの本で倫理学講義をしてくる本って新書媒体で今まであったんだろうか。後書きを読むと最初はこの部分は軽く触れる予定だったとある。2025/09/14

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