目次
1 準備
2 n次元ユークリッド空間上のルベーグ測度と外測度
3 一般集合上での測度と外測度
4 ルベーグ積分
5 フビニの定理
6 測度の分解と微分
7 ルベーグ空間
8 Fourier変換とFourier Multiplier Theorem
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
キョートマン
9
極めて良書。確率論の前段階の勉強で読んだ。これでもかというほどに索引も細かく参照がしやすい。各証明も飛躍がなく丁寧。ルベーグ積分・測度論の邦語書ではこれが1番ではないか。著者がはじめに書いているように、ルベーグ積分の全体像が分からないとなかなか理解が進まないと思うので、成立の歴史などを頭にいれた上で読むのが良いと思った。2021/02/22
フレイ
2
学部四年生の頃に読破した。ルベーグ積分では最高の本。 ルベーグ積分はそれまでに三冊+αの本を読んでいたのにいまいち分からない部分があったが、これを読んで一気に分かった気になった。 とにかく証明が丁寧で行間を埋めずに済む。 著者は木を見て森を見ずという状態にならないで欲しいと危惧しているが、実際は適度なモチベーションのもと木を丁寧に全てチェックしていたら自然と森が見えてくる感覚を味わえた。 著者はNavier-Stokesの専門家なので最後の方はその応用に近い話題が書かれている。2019/11/25
たいりく
1
全体的に扱いが大雑把な印象。ネットで補足資料が公開されているので参考に。2014/12/01
ミサワ
1
神本。とりあえずLebesgue積分はこれ読んでおけば大丈夫。Fourier multiplier Theoremについても書いてあってとても良い。ほとんどいたるところ行間が無い。2013/08/26