出版社内容情報
糸と針で描く博物画がさらに進化しました!
旅先で偶然出会った、自然保護活動のためのかわいいピンバッジ。それをきっかけに、atsumiさんは漠然と、けれど切実に抱いていた「地球のためになにかしたい」という気持ちに変化が生まれたといいます。刺繍作家として、自分なりの方法で自身が思う「なくなってほしくない美しいもの」を表現することで、作品を見た人、刺繍した人たちが、自然を大切に思う気持ちをより深めたり、魅力的な生き物についてもっと知りたくなったりするきっかけになれば──そうして生まれたのがこの本です。
描かれているのは、昆虫やクモなどの節足動物、植物と菌類、希少な野菜、鳥類、両生類と爬虫類、哺乳類と魚類、という6つのカテゴリーにまとめられた38作品、約120モチーフ。刺繍糸と刺繍針だけで、こんな表現ができるんだ!と感嘆すること必至の美しく、神秘的な世界が凝縮されています。とはいえ、繊細・緻密なモチーフだけでなく、atsumiさんらしいデザイン性が発揮された、アウトラインステッチだけで刺せるようなモチーフも。
前作『刺繍博物図』から始まったatsumiさんの「糸と針で描く博物画」の発展型となる、異色の刺繍図案集です。
【編集担当からのおすすめ情報】
atsumiさんならではの色使い、ステッチ使いで描かれた美しいものたちがたっぷり詰め込まれた作品集は、まるで図鑑のよう。眺めるだけでも楽しいのはもちろん、額装したり、パネル貼りして絵画のように愛でる、気になるモチーフをひとつだけ取り出してウエアや小物にワンポイントとしてプラスする、など、アイデアしだいでさまざまにお楽しみいただけます。
目次
1 節足動物
2 植物と菌類
3 古来種野菜
4 鳥類
5 両生類と爬虫類
6 魚類と哺乳類
7 刺繍の基本
著者等紹介
atsumi[ATSUMI]
刺繍作家。多摩美術大学卒業後、アパレルメーカーや多摩美術大学職員を経て刺繍作家として活動をはじめる。刺繍をベースとした作品による個展を開催するほか、異素材を扱う作家・企業とのコラボレーションワークや、広告・書籍への作品提供、アニメーションへの素材提供、ワークショップなどの活動をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。