出版社内容情報
最後に笑うのは人間、それとも!!!?
仲町サーカス一行は、追撃してきた自動人形たちと相まみえる。勝はカピタン、仲町親子はレディ・スパイダー、パンタローネとアルレッキーノはハーレクインとブリゲッラ。勝機は限りなく少ないものの、誰ひとり諦めることはない。彼らに守られ、鳴海とエレオノールを乗せた列車は目的地へと近づいていく。
【編集担当からのおすすめ情報】
藤田和日郎の長編第2弾「からくりサーカス」が、待望の文庫化。各巻にポイントを振り返るコラムを掲載し、複雑な物語をわかりやすく解説していきます。また、カバーを外した表紙には、著者の制作ノートからラフイラストや初期設定画などを本邦初公開! サーカス、人形、からくり……3つのキーワードが、時代を超えて絡まり合う冒険活劇を、余すところなく収録する全22巻。ゾナハ病を止める最後のチャンスに向け、残された人々が自動人形との最終決戦に挑みます!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うさみP
7
人の形をしたもの達の真夜中のサーカス。200年続いた一人の女性を巡る、名も無き兄弟が始めた愛憎劇は、様々な業を巻き込んでここに大団円。『あの黒い快感をもう一度味わおうと思ってしまったのだ!何という事だ!あの一発!あの一発(ミサイル)さえなければ』『パンタローネ、フランシーヌ様が笑っていらっしゃるぞ!』『僕が、間違っていたよ』自分の血に泣いて、だれかの叫びに泣いて、どこかの悲劇に泣き潰れたんだから、これからは流した涙を拭わず笑わなければいけない。これは少年漫画かと思ってしまう程の参考文献の量に圧巻。2019/02/17
baboocon1982
3
まさに大団円。欲をいえば、鳴海がしろがねへの頑なな態度を氷解させるシーンはもう少し丁寧に描写してほしかったかな。勝があの子とくっつく(?)のは全然おぼえていなかった。2019/02/15
むらさき文鳥
2
アニメを見て感動して原作も読みたくなって購入中。大人買いしないように巻末から買うという変則的なことをしたら、見たことないキャラが出てきてこれは1巻から読まねばと思っているところ。大人になってこんなに涙を流した作品はない。何度読んでも涙があふれるのです。2019/06/27
k. h
0
クライマックス、大団円、そしてカーテンコール。2019/06/22
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