出版社内容情報
日本を襲った未曾有の大地震は、国土を真っ二つに割り、誰も予想だにしなかった“未来”をもたらした…!! かわぐちかいじが描く、衝撃のノンストップ・クライシス!!
▼第31話/15年目の贈り物▼第32話/宗方操の未来▼第33話/崩壊せしもの▼第34話/地の叫び▼第35話/二人の王▼第36話/政治家の気概▼第37話/ロックウェル・プラン●主な登場人物/柳舷一郎(政界の名門・柳家の跡取り。震災時に消息を絶ち、台湾人の義父母に育てられる。台湾名・舷[シャン])、宗方操(経営難の町工場に生まれ、借金に苦しむ家のために、高校生活を捨てて夜逃げを決意していた)、夏木恵理(操に想いを寄せる同級生。お嬢様だが芯の強い性格)、柳拓磨(日本最大保守・民自党の幹事長で、政府を陰で舵取りした傑物。舷一郎の祖父)●あらすじ/2017年、特別行政区・旧東京。今は水没したこの街で、15年前に恋人からもらうはずだったプレゼントを探す男がいた。その名は宗方操。2002年8月、高校生だった操は、倒産寸前の父親の工場を支えるためアルバイトに明け暮れていた。だが、サラ金の取り立ては厳しさを増し、操は、学校も、恋人の夏木恵理も捨てて逃げる決意をする…(第31話)。●本巻の特徴/後に南日本の行政長官主席補佐を務める男・宗方操。彼は、如何にして権力への階段をのぼったのか!? そして、舷一郎との出会いは…!?●その他の登場人物/石倉慎介(内閣総理大
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
3
話はもう一人の主人公、操の物語へ、同じ災害の中、同じ地獄を通り抜けて、それでもやはりそれまでの生き方が未来を決めてしまう。結局人は生まれ育った環境の影響からは逃れられないということでしょうか。 まぁ、それはそれとして、あの占い師、当たるんだろうけど、人を越えてるよね2013/01/16
戸川 純子
1
時期的に311から2年の今、この巻の地震の描写が凄すぎて辛い。正直言って、近いうちにまた大地震が来るだろうなと思ってる。その時自分はどこで何ができるかしら。。2013/03/15
宙乃(そらの)
1
宗方操の原点。東京壊滅、日本崩壊に再生の喜びを見た操が描く未来は。「思い出はいらない。だけど俺は未来が欲しいんだ!」そして抱く後悔。「俺が一度でもこの地震を望んだ、これがその報いなのか」2011/02/09
moya
1
高校生のクセにやたら博識。なんとなく勇午の菊池を思い出す。2008/08/09
zx-sho2
0
J-★3〜2017/06/27




