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出版社内容情報
諸星大二郎傑作短編集、第1弾!!
浮気好きな美女たちに、酷く枯れたその夫たち、そして若く美しい男たち―辺境のとある惑星には3種類の人間が暮らしていた。異星から訪れた主人公が目の当たりにする3者の奇妙な関係と、そこに隠された秘密とは…!?
諸星大二郎氏自らが新たに選び抜いた短編集が、巻頭と巻末に本短編集のために描き下ろした作品を加えて、豪華本として登場!!諸星氏の魅力が凝縮された充実の特選集全3集を、3か月続けてお届け!!
記念すべき第1弾は、諸星氏のSF作品の代表作のひとつ「生物都市」はじめ、SFの世界の中で男と女、性にまつわる物語を描いた「アダムの肋骨」や「貞操号の遭難」などの名作中の名作8作を収録。そして巻頭にカラー、巻末にショートストーリーの“描き下ろし作品”を加えた諸星短編集の決定版!!
【編集担当からのおすすめ情報】
新たに描き下ろした作品は、どれも諸星氏らしい神秘的で重厚感のある仕上がりです。特にカラーの描き下ろしは、柔らかく美しい配色によって自然と諸星氏が創出した世界に引き込まれてしまいます!!
初めて諸星氏の作品を読む方はもちろん、諸星氏の作品を長年愛読し続けてきた方にもオススメできる傑作短編集です!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
21
これまで幾度となく、諸星大二郎は選集が編まれてきた。それだけ、諸星の短編が不思議な魅惑に満ちているという証しだろう。事実、諸星にしか描けないその作品群は、何度読んでもおもしろさが損なわれない。いや、噛めば噛むほど、味が増しすらする。ゆえに、何度選集が編まれても、読んだ作品ばかりであっても、迷いなく購入してしまう。今回の自選集企画は、毎巻描き下ろしが収録されるというのだから、なおさらだ。買わずにはおれない、読まずにはおれない、それが諸星大二郎の漫画なのだ。2013/11/07
阿部義彦
17
最近再びハマった諸星大二郎さんの特選短編集、帯文は高橋留美子さんです。読んだ事あるのは、『生物都市』だけでした、しかし文庫版でしたのでこのサイズで読むと迫力が違います。しかし、この発想はかなりぶっ飛んでいて、これが発表された当時、SF界でも話題になり、ぽっと出の新人にこんな発想が出るなんて怪しい!もしかして翻訳されてない外国の小説からの盗作では無いか?と躍起になって原作探しが始まったらしいが、勿論オリジナルでした。という落ちが。他に『男たちの風景』『感情のある風景』奇想SFとも言える物語たち。2024/06/27
kaoru
13
諸星さんの初期の短編集。男性の女性への無意識の恐怖を描いた『アダムの肋骨』、手塚治虫賞を受賞した『生物都市』、過酷な環境から管理社会に移り住んだが耐え切れずに荒野に戻る青年を描いた『失楽園』、どれも一度読んだら忘れられない読後感をもたらす。個人的には諸星さんの最高傑作(あくまで私にとっての)『感情のある風景』が収録されているのでもう一にも二にもなくお勧めな一冊。絶望と悲しみに満ちた過去を背負った青年の心に残る僅かな「喜び」を通じて人間の「感情」とは何かを問う物語だが、読むたびに涙を抑えきれなくなる。2019/02/11
5〇5
8
イマジネーションに満ちた特異な世界に驚かされました。独創的すぎてこれは誰にも真似ができないでしょう。2021/04/29
うめ
8
この人の描くものは本当すごい。コマ1つ1つに物語が濃縮されている。どんだけ博識なんだ。2016/06/06
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