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出版社内容情報
追い詰められる中学生…教育虐待編を収録。
名門私立高校へ入れるため、息子に過度の勉強を強要する母親。そのプレッシャーに耐えられない中学3年生の平手玄樹は、徐々に追い込まれていく。
そんな級友の変化を察知したのは、健太の弟・健一。健一から相談を受けた健太は、元気を救おうと動き出すが…?
教育虐待と子どもシェルターをテーマにした最新エピソードを完全収録。
【編集担当からのおすすめ情報】
逃げ場もなく追い込まれる中学生・玄樹に、救いの手は差し伸べられるのか?
悩める子どもにも、そして大人にも読んでほしい最新刊です。
第1話 プレッシャー 5
第2話 援軍 43
第3話 急転 81
第4話 対峙 119
最終話 本気の思い 159
夾竹桃 ジン[キョウチクトウ ジン]
イラスト
水野 光博[ミズノ ミツヒロ]
著・文・その他
小宮 純一[コミヤ ジュンイチ]
著・文・その他/企画・原案
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Die-Go
32
今回は「教育虐待」について。子の将来を思うがあまり過剰に勉強を押し付け、否定的な言葉をかけ、体罰もしてしまう。親の意識下には虐待をしていると言う認識は欠片もない。子どもは追い詰められるばかりだ。悲劇が起きる前に解決の糸口を手繰り寄せた健太。がんばった!★★★★☆2022/01/24
海(カイ)
12
教育虐待の話。怖かったのは、両親を殺したい気持ちを抑えられなくなりそうな自分...。私も母親に対して似たような気持ちになったことがあるから号泣だった。2020/05/04
へへろ~本舗
8
今回の話は「教育虐待」、恥ずかしながら初めて知った。「教育の名を借りた保護者からの虐待」だそうだ。本書の場合は明らかに虐待だが、グレーゾーンもあるだろう。躾・教育が行き過ぎたもの、虐待となるその分岐点が難しい。2017/06/26
ネギっ子gen
7
“教育虐待”の話。新登場の女性弁護士がいい味だしてますねぇ。【共感】①今巻もコラムが充実し、編集者に敬服!<「教育虐待」とは何か①>から。<個別の事例が虐待かどうかの判断の鉄則は、「あくまで子ども側の定義で、親の意図とは無関係です。その子が嫌いだから、憎いから、意図的にするから虐待だと判断するのではありません。親はいくら一生懸命であっても、その子がかわいいと思っていても子ども側にとって有害な行為であれば虐待なのです。我々がその行為を親の意図で判断するのではなく、子どもにとって有害かどうかで判断」>する。⇒2020/03/23
かなっち
6
寝かさずに立ったまま勉強させるとか、2食分食べさせないとか、立派な虐待ですよ…(汗)。でも、自分がされてきたことは虐待とは思わずに、同じことをさせちゃうんでしょうね。ホント良い友人と、Noと言える勇気があって良かったです。兄弟でも同じ遺伝子でも、精密機械じゃないから同じにはできない…。相談員の言葉が、胸に刺さりました。自分を殺すんじゃなくて、両親を殺すのが怖かった…。そこまで追い詰められた少年の心からの悲鳴に、涙が止まりませんでした…。2021/04/08