内容説明
本書は、ヨーロッパ・スポーツ心理学連盟のプロジェクトとして刊行された“PSYCHOLOGY for PHYSICAL EDUCATORS”の邦訳です。近年のスポーツ心理学の研究は、競技力の向上や健康づくりを中心にますますの広がりと深さを見せるようになってきました。しかし、教育場面、すなわち体育への適用という視点からみると、社会的な要請に必ずしも答えきれていない状況にあるといえるのではないでしょうか。このような状況にあって、本書は、最新のスポーツ心理学の成果に基づいて、体育のカリキュラム目標の達成に必要な心理学的知識と実践へのガイドラインを広く体育教師に提供することを目的としています。
目次
第1部 体育における身体活動、運動、健康増進の心理学(体育による健康的なライフスタイル形成への動機づけ;体育における子どもの目標と動機づけ ほか)
第2部 体育における心理的成果(心理的成果:理論、研究、実践への提言;学童期における自己知覚の発達 ほか)
第3部 運動スキルの獲得と運動能力(協応能力;運動に対する有能感:体育における自己参照思考 ほか)
第4部 体育の社会心理学(社会性の発達;道徳性の発達 ほか)
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