感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トラシショウ。
21
「だからこそ結果が見えてたって藻掻き抜いてやる!!!一生懸命に生き抜いてやる!!!残りの人生が50年だって5分だって同じ事だっ!!!一瞬･･･!!だけど･･･閃光の様に･･･!!!まぶしく燃えて生き抜いてやるっ!!!それが俺達人間の生き方だっ!!!」。閃光、そして神の涙。辛うじて天地魔闘の構えを打ち破ったダイとポップを真・大魔王バーンの更なる知略による絶望が襲う。立ち上がれない程の絶望に沈むダイの耳に最高の親友の叫びが響く。消えかけた胸に灯る勇気に火を点ける時は今。立ち上がれ勇者(以下コメ欄に余談)。2021/07/02
のれん
11
ポップが熱い！ もうとにかくこの男は熱くなれるのだ。切っ掛けは可愛い女の子の一声、奮い立たせるのは優しき両親との思い出、そして不屈の闘志を作るのは冷徹さと狂気を兼ね備えた諦めなさ！ この大胆でムチャクチャで清く整然とした思いが、魔王を恐怖させ、勇者に活力を与える。これを勇気と呼ばずなんと言おう。 ああ、そしてこのラストのコマがこの作品を象徴している。勇気とは万人にある。だからこの涙は大変ご都合的な「勇気が生んだ奇跡」なのである。2021/07/05
nishiyan
10
真・大魔王バーンの最強奥義「天地魔闘の構え」攻略の糸口を見出したポップ。ダイの勇者の一太刀のために最後の大諸部に出る本巻。たとえこの一時の戦いで劣勢になっても必ず勝てる算段の大魔王に抗うポップ。魔族や竜種に比べて短い命だからこそ懸命にその命を燃やし尽くそうとしている彼の姿はダイをもう一度、奮い立たせ、地上の人々を絶望の淵から立ち直らせる。ここまで彼が成長するとは誰が想像しただろうか。そしてゴメちゃんの秘密がまた涙をそそる。最後に現れた彼らは活躍できるのか。次巻が楽しみ。2021/08/02
歩月るな
8
「順番通りじゃねぇか… 何がおかしい？」「おまえは昔から天才だよっ‼」バーン様を追い詰める悪あがき、なにゆえもがきいきるのか。なんでなんだろうねぇ、長いようで短いって何となく解ってはいるからなのかなぁ。こんな絶望的状況下の土壇場でもポップはポップで本当にかっこいい。どうしたって地上は崩壊、ヴェルザーもムカムカしている所で、《瞳》がついに動き出す。バーン様も恐怖する超常現象。クライマックスに友がその役目を終え、散る。再び会う時を信じて。次巻、最終巻である。走れ勇者たち。心をひとつに。2021/07/03
北白川にゃんこ
4
戦いが一段落付いても熱さが止まらないのがダイの大冒険なんだよなあ。か…かなった…！2021/07/04
