新祖国論―なぜいま、反グローバリズムなのか

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087813791
  • NDC分類 304
  • Cコード C0095

出版社内容情報

いま言わなければならないことがある!!
実業家・堤清二のしがらみを捨て、本音で語る。
どうしてこんな日本になってしまったのか――格差社会、憲法改正、競争至上主義、疑問に思ってきたことをひとつひとつじっくりと解明、反論を試みます。日本はどこで間違ったか、考えさせる一冊。

内容説明

「実業家堤清二」のしがらみを切り捨てて辻井喬が本音で語る。誰がグローバリズムとマーケティング病に汚染された国を築いたか!?祖国再建の手がかりを探る。

目次

日本の「冬物語」
マーケティング病の社会で
土地の名・土地の記憶
想像する力
老人と子どもと共同体
国を思う気持ち
9・11以後の世界
格差と想像力
民主主義と自由
憲法 教育基本法 平和について

著者等紹介

辻井喬[ツジイタカシ]
本名・堤清二。1927年東京生まれ。東大経済学部卒業。セゾングループ創業者として70年代から80年代にかけて“セゾン文化”の時代を先導、91年に経営の第一線を退く。55年に初めての詩集『不確かな朝』を出版、61年詩集『異邦人』(室生犀星詩人賞)、69年小説『彷徨の季節の中で』以来、詩、小説、評論など数多くの作品を発表。受賞作に小説『いつもと同じ春』(平林たい子文学賞)、詩集『群青、わが黙示』(高見順賞)、小説『虹の岬』(谷崎潤一郎賞)、『風の生涯』(芸術選奨文部科学大臣賞)、小説『父の肖像』(野間文芸賞)、『鷲がいて』(読売文学賞)など。2005年度日本芸術院賞受賞。現在、セゾン文化財団理事長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Yoh Terasaki

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個人的に文化人が好きなんですね。例えば細川元首相然り。そんなわけで私は共感を得やすい読者の一人でしょうなと思うわけです。2014/02/24

とおる

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石橋湛山は終生〝大日本主義″の害を唱え、そのために国際社会でわが国が当然得られるべき尊敬と信頼という位地と利益を失ってしまう愚を批判し続けた。この主張は、「小欲を捨てて大欲を生かせ」というような表現にもなって敗戦後にまで及ぶ。僕はこうした堂々たる論陣に触れて、言論が自由でなかった敗戦以前に、よくこれだけの主張を発表できたという驚きを抑えられなかった。それに較べて、言論・思想表現の自由が保障されているはずの今日に、誰か石橋湛山に及ばずとも、遠からぬ論陣を張っているジャーナリスト、学者、言論人がいるだろうか。2010/12/21

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