黄金旅程

個数:
電子版価格
¥1,980
  • 電書あり

黄金旅程

  • 馳星周
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 集英社(2021/12発売)
  • ポイント 18pt
  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月25日 10時51分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 413p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087717747
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

直木賞受賞第一作。

装蹄師の平野敬は北海道の浦河で養老牧場を営んでいる。牧場は幼馴染の和泉亮介の両親が所有していたものだったが、騎手だった亮介が覚せい剤所持で刑務所に入ったこともあり譲り受けた。敬が注目するのは栗木牧場生産の尾花栗毛馬・エゴンウレア。以前装蹄したことがあり、その筋肉に触れた瞬間、超一流の資質を秘めた馬だと確信していた。だが気性が荒く、プライドも高い馬で調教に手を焼いていて、今まで勝ち鞍がない。その馬主と競馬場で会った際、レースで突然馬が興奮するという不自然な現象に遭遇する。また、敬は出所して無職だった亮介に、本来の力を取り戻すべくエゴンの乗り役になるよう勧める。その後、レースでの不自然な現象は厩務員の一人が犬笛を使って八百長に加担していたことが判明。敬は裏で糸を引くヤクザの尾行を始めるが気付かれ、拉致され殺されそうになるも、一命を取り留める。様々なトラブルが起こる中、エゴンが出馬するレースの日も近づき、亮介による最後の調教も終わった。エゴンに人生を託した人々の想いは、二勝馬脱却への奇跡を呼び起こせるのか――。

【著者プロフィール】
馳星周(はせ・せいしゅう)
1965年北海道生まれ。横浜市立大学卒業。96年デビュー作『不夜城』で第18回吉川英治文学新人賞、98年『鎮魂歌』で第51回日本推理作家協会賞、99年『漂流街』で第1回大藪春彦賞、2020年『少年と犬』で第163回直木賞を受賞。他の著書に『約束の地で』『雪炎』『ソウルメイト』『神奈備』『雨降る森の犬』ほか多数。

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

244
馳 星周は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。サラブレッドに携わる人々の物語、感動作ではありますが、ところによりノーワールのせいか、過去の名作に比べると、少し弱い感じでした🏇🏇🏇 競馬も、闘牛等と同様将来動物愛護団体に反対され、廃止に持ち込まれるかも知れません。 https://www.bu/www.bungei.shueisha.jp/shinkan/ougonryotei/2021/12/18

おしゃべりメガネ

185
アッという間のイッキ読みでした。競馬馬の話でしたが、興味のない人、知識のない人でも全然楽しめます。勿論、競馬に関する興味、関心、知識のある方ならなおさら楽しめる力作です。ハードバイオレンスでブイブイいわせていた作家さんとは思えない円熟味をみせてくれているここ最近の馳先生ですが、今作もまた生き物との交流を見事に綴っています。作者さんの出身地浦河を中心に繰り広げられる物語は、ココロに広大な原野が広がるようにしみわたります。何度か行ったコトのある地域ですが、本作を読み改めてまた訪れたくなる見事な作品でした。2022/01/18

修一郎

134
装蹄師について描かれた小説は初めて。以前に馬主側から描いた競馬小説を読んだことはあったが今回は馬生産者側。もう馬愛でぎっしりの本だ。馬の育成システムもよくわかった。馬は生産牧場-育成牧場-調教僕所-調整牧場(と馬主さん)とたくさんの牧場主の夢を乗せて競馬場に臨むのだ。馬の最後の目標は種馬になることなのだね,とても興味深かった。馳先生のご出身の浦河町は馬の生産で名高い町,これで御本人は小さいころは馬が嫌いだったなんて面白い。牧場主の夢が乗っかった馬が集まる日高地方に是非行ってみたい。2022/01/27

のぶ

130
サラブレッドに対する愛情に溢れた面白い小説だった。主人公は北海道の浦河で装蹄師をしている平野敬。日高地方で生産している競走馬はG1レースの勝利から長く遠ざかっていた。そこに現れたのは、敬が注目するエゴンウレアという馬。ただ気性が荒く、レースでは2着止まりばかり。敬は何とか優勝させようと画策する。エゴンウレアが勝つ日は訪れるのか?作中ではいろいろなドラマが展開する。そして一頭の馬を育てるのにこれだけ多くの人たちが関わっているのかが伝わって来る。北海道出身の馳さんならではの、満を持して出した作品だと感じた。2021/12/26

エピファネイア

122
馳さんが今回テーマに選んだのは競馬の世界。現在の馬産に対する問題提起も含んでいる。競馬場やレースの描写は控えめで、普段は表舞台に出てこない装蹄師、生産者、育成牧場などと競走馬との関りが中心。浦河、日高、新冠のようなかつて馬産が盛んだった地域の牧場経営が苦しくなっているのは馳さんの指摘のとおり。1頭のサラブレッドに夢を託す人々の熱い物語だった。まさに人馬一体となった時夢は叶えられる。現実の世界でもエコングレアのような救世主が出てきますように。今日の天皇賞・春に出走するテーオーロイヤルは浦河産の馬だ。頑張れ!2022/05/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18891341
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。