チンギス紀〈12〉不羈

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チンギス紀〈12〉不羈

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  • サイズ 46判/ページ数 344p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784087717730
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

モンゴル国の鎮海城をあずかるダイルは、三千の守備兵を組織し、三つの砦に配置した。領土は拡がり、チンギス率いる十万の遠征軍は鎮海城とは逆の方角(東)に出撃している。チンギスが滅ぼしたナイマン王国の元王子グチュルクは逃亡し、モンゴル国の西に位置する西遼の帝位を簒奪していた。西遼が数万の兵を動員できると考えるダイルは、その懸念を雷光隊を率いるムカリに話す。
一方、モンゴル国の侵攻を受けている金国では、完顔遠理が精強な五万の騎馬隊を整えた。また、先の戦いでモンゴル軍の兵站のいくつかを切ることに成功した耶律楚材が、政事の立て直しに力を注ぐ。
南の潮州で暮らすタルグダイとラシャーンは、かつての部下ソルガフの遺児トーリオを息子として扱い、自分たちの商いについて学ばせようとしていた。

治めるべき領土は急激に大きくなり、守るべき国境線も広がっている。チンギスはボオルチュと、戦の状況や物流など、国のありようについて話す。

強き者たちに異変が生じる十二巻。

【著者略歴】
北方謙三(きたかた・けんぞう)
1947年佐賀県唐津市生まれ。中央大学法学部卒業。81年『弔鐘はるかなり』でデビュー。83年『眠りなき夜』で第4回吉川英治文学新人賞、85年『渇きの街』で第38回日本推理作家協会賞長編部門、91年『破軍の星』で第4回柴田錬三郎賞を受賞。2004年『楊家将』で第38回吉川英治文学賞、05年『水滸伝』(全19巻)で第9回司馬遼太郎賞、07年『独り群せず』で第1回舟橋聖一文学賞、10年に第13回日本ミステリー文学大賞、11年『楊令伝』(全15巻)で第65回毎日出版文化賞特別賞を受賞。13年に紫綬褒章を受章。16年「大水滸伝」シリーズ(全51巻)で第64回菊池寛賞を受賞。『三国志』(全13巻)、『史記 武帝紀』(全7巻)ほか、著書多数。

内容説明

誇り高く猛き漢たちのもとにも、終わりは訪れる。思いがけぬ別れ、その先には何が見えるのか―。鎮海城をあずかるダイルは、三千の守備兵を組織し、三つの砦に配置した。モンゴル国の領土は拡がり、十万の遠征軍は鎮海城とは逆の方角に出撃している。チンギスが滅ぼしたナイマン王国の元王子グチュルクは逃亡し、西遼の直魯古から帝位を簒奪していた。金国では完顔遠理が精強な騎馬隊を整え、耶律楚材が税の道を回復する。マルガーシはジャラールッディーンのもとを離れ、トクトアが住んでいた森へと向かう。そこで出会った男とは―。

著者等紹介

北方謙三[キタカタケンゾウ]
1947年佐賀県唐津市生まれ。中央大学法学部卒業。81年『弔鐘はるかなり』で単行本デビュー。83年『眠りなき夜』で第4回吉川英治文学新人賞、85年『渇きの街』で第38回日本推理作家協会賞長編部門、91年『破軍の星』で第4回柴田錬三郎賞を受賞。2004年『楊家将』で第38回吉川英治文学賞、05年『水滸伝』(全19巻)で第9回司馬遼太郎賞、07年『独り群せず』で第1回舟橋聖一文学賞、10年に第13回日本ミステリー文学大賞、11年『楊令伝』(全15巻)で第65回毎日出版文化賞特別賞を受賞。13年に紫綬褒章を受章。16年第64回菊池寛賞を受賞。20年旭日小綬章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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starbro

204
【チンギス紀完読プロジェクト】 https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11287876?sort=book_count&order=desc 今回は、最新刊第十二弾、『不羈』です。本巻は、領土拡大&国の在り方を問うの巻でした。続いて3月発売の十三巻へ。まだまだ続きそうです。 https://www.shueisha.co.jp/kitakata/chingisuki/2022/01/12

パトラッシュ

119
チンギスと彼の部下たちが老いて戦いの第一線を退き、その子や孫たちが活躍するようになる姿を描く。若く恐れを知らぬ彼らは動乱期だからこそ奔放に動き、モンゴル国建設のために働く。ついに耶律楚材もチンギスの麾下に加わり、領土が広がっただけの空白地帯に中華流の統治を持ち込もうと奮闘する。一方でチンギスの敵たちもタルグダイやトクトアが世を去ったあと後継者が成長し、やがて来るモンゴルとの戦いに備え実力を蓄えていく。ここで出てきた両陣営の若者が、次巻以降の中心となる。果てしない大陸の果てしない戦いは世代交代しながら続く。2022/01/13

まえぞう

46
金との一戦に勝利するも、広がった国土を持ったがゆえにチンギス自身の動きが目立たなくなった感じがする巻でした。ホラズムの使者の受け入れもあり、西征がそこまできています。チンギスとの邂逅を期待していたタルグタイとトクトアは残念でした。2021/11/28

Book Lover Mr.Garakuta

26
【図書館本】【速読】:読み応えあり、面白かった。後で再読したい本。2021/12/25

てん

25
なんかもうチンギスは老害でしかないんじゃないかな。10巻以降、モンゴルの戦う意義について注目していた。『戦をやめることはできなかった。生きることをやめるのと、同じだった』なんてのは、もう趣味で他国を侵略しているとしか思えない。(現代もたいして変わらないが・・)自分は金攻略に全兵力をつぎ込み、西の兵力不足を無視し、さらには兵の招集まで許さない。そりゃダイルだって死んじゃうよ。初期の盟主タルグタイ・トクトアの退場。なんだかんだ言って、この2人の人生は幸せだったと思う。新世代の台頭が著しい。活躍が楽しみ。2022/03/07

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