内容説明
植物、虫、粘菌、妖怪、博物学。あるジャンルに過剰なまでに魅せられた人々を、世に奇人ともオタクとも呼ぶ。しかし侮るなかれ、権威に属さない異才の人々にこそ、才能は宿り、神の祝福はある。南方熊楠、牧野富太郎、宮武外骨、水木しげる…など、古今東西の偉才奇才を網羅した本書で知る、「知」の別世界。
目次
第1部 南方熊楠と仲間たち(南方熊楠小伝―森羅万象へのまなざし;熊楠の“千人斬り”;クマグスと昭和天皇の素顔 ほか)
第2部 海の向こうのエキセントリック(稀代の霊的幻視者;グロテスクを撮る人;ホーキングはなぜ神に選ばれたか ほか)
第3部 コレクターと奇説の愉しみ(コレクションの魔力;コレクターの本道;知的コレクションの価値と無価値 ほか)