出版社内容情報
将軍の寵愛を得た検校のどら息子がご乱行。治安を守るため、長兵衛が探り始める。だが、稼業の邪魔をされて危機に! 痛快時代小説シリーズ第3弾。
内容説明
江戸で人材斡旋業を営む幡随院長兵衛。ある日、御代官手付の筒井に料理屋へ呼ばれ、幡随院に寄宿する人殺し勝五郎を引き渡せと迫られる。だが、長兵衛は自分を頼ってきた男を護ると言い放つ。そこへ烏丸の左団次が乱入してくると筒井は逃げ出し…。烏丸検校の威を借る左団次の悪行を知った長兵衛は、恋女房や勝五郎達と探索を開始。町衆の平穏のため悪事を暴く粋な男の活躍を描く痛快時代小説。
著者等紹介
小杉健治[コスギケンジ]
1947年東京都生まれ。83年、データベース会社に勤務の傍ら執筆した『原島弁護士の処置』で、第22回オール讀物推理小説新人賞を受賞。88年『絆』で第41回推理作家協会賞、90年『土俵を走る殺意』で第11回吉川英治文学新人賞を受賞。時代小説も含め、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Tatsuhito Matsuzaki
10
江戸の口入れ屋主人 #九代目幡随院長兵衛 が活躍するシリーズ第三作。 奉行所も手出し出来ない権力者の烏丸検校。その威を借る左団次の悪行を阻止すべく立ちはだかった長兵衛だが、事件の謎を追った先にたどり着いた真実は…。 最後までネタバレさせないストーリー展開の上手さと、スカッと事件を解決し伏線も回収する結末に満足の一冊です。 #検校 #別当 #匂当 #座頭 #当道座2022/09/16
犀門
2
No.005★★★★☆痛快でした!。2022/01/21
goodchoice
1
それなりに面白いが少しまどろっこしい感がある。2022/03/10
ササ
0
痛快ですな。左団次との友情というか心のつながりも良かった。最後に正義は勝つ!!2023/05/07