出版社内容情報
テレ東「伊藤P」の生き方本的ビジネス書!
「モヤさま」「やりすぎ」などの番組で有名な伊藤Pが、そのパイオニア的仕事術を披瀝。番組での露出も多く、著者の注目度は高い。さまぁ?ずや大江麻理子アナ、大橋未歩アナも寄稿。
内容説明
「モヤモヤさまぁ~ず2」「やりすぎコージー」など、テレビ東京の深夜帯で数多くの野心的な番組を手がけてきた通称「伊藤P」。彼の番組は、バラエティ番組において後発であったテレビ東京に新たな文化を築き、ついにはゴールデン帯への進出も果たした。その企画力、仕事術はどのようにして磨かれたのか?「モヤモヤ仕事術」とは!?名物プロデューサー・伊藤Pが、一七年間のサラリーマン生活で培った仕事術を伝授する。ビジネスマン、新社会人、就活生…仕事で、日常生活で、悩んでいる全ての人に捧げる究極の生き方本的ビジネス書。
目次
第1章 最下位局・テレビ東京で育って
第2章 プロデューサーという仕事
第3章 企画の考え方
第4章 サラリーマンとしての仕事術―テクニック編
第5章 伊藤Pのモヤモヤ仕事術―「気の持ちよう」こそ全て編
第6章 テレビについて考えること―五番勝負
著者等紹介
伊藤隆行[イトウタカユキ]
1972年、東京都出身。テレビ東京プロデューサー。早稲田大学政治経済学部卒業。バラエティ番組を担当し、特に深夜帯で数多くの挑戦的な番組を成功させたことでその名を知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
39
著者はあのテレビ東京で人気番組を多く手がけてきた方だが、プロデューサーってこんな人がなるんだなぁと思った。女子アナウンサーにお口に出していっちゃってとか言わせる下りが面白かった。2012/02/26
おーしつ
14
「「悲しみ」を抱き、今日もプロデューサーはバントをします。」 意外と(?)ちゃんとした「ビジネス本」でした。でも読めば読むほど掴みどころがない人という印象が深まりますね。 ノンポリと言いながら信念は強く、リアリストでありながら夢と情熱を持つ。そのバランス感覚が、上司と部下の、そしてテレビ局と視聴者の媒介であるプロデューサーとしての天賦の素質なのかもしれません。 いずれにせよ今までは「テレ東だから」こそ、ヒットメーカーになれたという側面は大きいかな。 「第二次革命」にも期待してます。最後の奥さんの証言が○。2011/12/14
まめタンク
10
モヤモヤさまぁ~ずのプロデューサーこと伊藤Pの著書。「やりすぎコージー」や「怒りオヤジ」などテレ東では異色の番組を作ってきたからこそ語れるテレビマンとしての誠実さが感じられる。「99%は凡人、1%は天才」という言葉が心に残った。あぁこの人はテレビを愛しているんだな、という事がひしひし伝わってくる。おわりでの伊藤Pの奥さんからの言葉がこの本を終結させていると思う。テレビ番組に限らずその精神やすべての人間に応用できる。いゃ、伊藤Pってこんな素敵な人だったんですね。(笑2011/09/21
shigoro
7
他のキー局と真っ向から勝負しても意味がない。弱小テレ東には弱小なりの勝ち方を見付ける。少ない制作費はアイデアで補強し、内容は上司から苦言を言われるが、バラエティを作り、勝負してやろう!という意気込みに応援したくなる。クリエイターではなく、サラリーマンとしてのプロデューサー業として、自分が作り上げるというよりも、現場やスタッフに任せて、力を引き上げるような繋ぎ役がうまいPな感じがする。 2012/07/13
anken99
6
「モヤモヤさまぁ~ず2」でおなじみの伊藤Pの著書。仕事術を語る手合いの本なのだが、そのスタイルのゆるさに納得してしまう。しかしながら、生き馬の目を抜くテレビの世界で、若くしてここまでの実績を残すだけの芯はあるように思えた。自分の仕事の進め方に、少なからずヒントがあったと感じる。2015/05/27