内容説明
教科書よりもわかりやすい、紀元前から現在までのメキシコ。メキシコって、エネルギッシュ。情熱的なラテンの国は、どんな道を歩んできた?コラム「そのころ、日本では?」でグローバルな感覚も身につく!
目次
1 オルメカ文明とマヤ文明
2 アステカ帝国の盛衰
3 スペインによる支配
4 メキシコ共和国
5 近代化への道
6 革命の時代
7 第三世界のリーダーへ
8 現代のメキシコ
著者等紹介
国本伊代[クニモトイヨ]
東京大学大学院社会科学研究科博士課程中退。テキサス大学オースティン校Ph.D(歴史学)、東京大学博士(学術)。中央大学名誉教授。日本ラテンアメリカ学会理事長(1998‐2000年)、日本ボリビア協会理事など歴任。歴史学・ラテンアメリカ近現代史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まえぞう
23
マヤの時代に2000万人もいたというのですから、豊かな土地だったんでしょう。それと銀がでることで今のアメリカ合衆国より魅力的だったのかもしれません。近世以降は、先住民を含めた民族もからんで紛争が絶えないという感じですが、石油の埋蔵量も世界第7位ということで潜在的には大きなポテンシャルをもつ国だと思います。2025/05/27
🍭
5
256(25北米史>6メキシコ)図書館本。河出書房新社2025年5月30日発行。メキシコに詳しい国本伊代のテキストを一冊に濃縮しました系の本。かなりコンパクトにまとめてあるけれど、特定の国の概要を知りたいというニーズにこたえるという点で、エリアスタディーズよりも文章が平易で読みやすい。その分、索引や参考文献一覧、注釈などは簡易化されている。本書では先史時代、オルメカ文明の考察から始まりテオティワカン遺跡(アステカ族により発見)マヤ文明群、そしてコンキスタドール、近代、20世紀などが丁寧に解説されています。2025/07/04
古谷任三郎
5
去年、女性初の大統領が誕生し、石油や銀など資源が豊富なメキシコは日本にとってかけがえのない国である。それは日本が初めて対等な条約を結んだ歴史から見ても明らかであろう。ただ、メキシコが辿った歴史は壮絶そのものである。マヤ文明、アステカ帝国の栄光を経て、メキシコの植民地となり、アメリカに領土の半分を奪われるなど常に大国に脅かされてきた。そんな中、メキシコ革命に代表されるように幾多の革命家たちが命をかけて独立や民主化を目指した歴史は大河ドラマを見ているようだ。本書の文句としては、現代史にも力を入れて欲しかった。2025/06/11
Go Extreme
3
https://claude.ai/public/artifacts/73d73d74-3185-410f-b914-e6a925115e5f 2025/06/13
kiko
1
とりあえずぱぱっと1周したので、自分の中で細かい事項はほとんど整理されていないが、紀元前から現代までのメキシコの歴史をアバウトに知ることができた。何回か繰り返し読んで細かい事項も含めて覚えていきたい。
-
- 電子書籍
- 月刊 山崎大紀マガジン 12月号 全国…