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出版社内容情報
日向夏[ヒュウガナツ]
著・文・その他
しのとうこ[シノトウコ]
イラスト
内容説明
玉鴬は、蝗害は異民族のせいで起きたと憤る民を鎮める名目で、砂欧に戦争を仕掛けようとしていた。壬氏は戦を避けようと頭を悩ませていたが、玉鴬の暗殺という思わぬ形で戦を回避することになる。しかし、領主代行を失った西都の舵を取る者がいない。壬氏は、いやいやながら西都の政務を執ることになった。猫猫は、心身ともに疲弊する壬氏を気遣いながら、怪我人や病人を診る日々を送っていた。そんなある日、壬氏は、領主代行だった玉鴬の息子たちを、西都のために後継者として政治を教え、育成してほしいと頼まれる。しかし、玉鴬の長男・鴟梟はどうしようもない無頼漢であった。他の二人も後継者教育を受けたことなどないことがわかり、猫猫は頭を抱えてしまうのだが―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こも 旧柏バカ一代
219
羅半兄!!!!何で!?何でそこまで不遇な扱いなんだよ!!www飛蝗による災害で混乱する中で起きた玉鶯の死亡。そして勃発する玉一族の後継者争い。グレてしまった長男にしっかり者だが頭が硬い次男。そして何を考えてるのかわからない三男。そんな彼等を取り巻く騒動に皇帝の弟という鬼札が居るので三男がトチ狂った事をし出した。それに巻き込まれる猫猫と子供達。それを影から守る雀。最後の方では雀の過去も明らかになり、なかなかの過酷具合に、、さらに彼女が猫猫を守るために戦闘をするのだが、、でも1番不幸なのは羅半兄だと思う。2022/07/30
サンゴ
206
小紅の成長が凄い2022/08/01
すがはら
193
雀さんの巻。変装術に一番驚いたけど、母親がこんなところにいたとは。向こうも雀さんの素性は分かっているのでしょうか。あと雀さんの動きが悪くなることは今後にどう影響するのでしょう。巳の一族は互いに誰が一族かも知らないほど秘された存在だとか言ってたけど、猫猫の周囲ではすっかり公然のものとなった様子。雀さんの師匠はそれでもまだバレていないのか。猫猫と壬氏の結び付きも強くなって、二人の苦労性ぶりにも一層磨きがかかりました。貧乏クジもそこそこの当たりにまでは持っていけるのは二人だからこそですね。羅半兄にも幸あれ。2022/09/10
かんけー
160
読了♪さて?前巻からの猫猫達は西都でのお家トラブル巻き込まれに散々(ー_ー;)最初に出てくる悪餓鬼は完全なモブなので?要らないw小紅(シャオホン)機転の効く利発な子♪色んなシーンで意外な役処を演じる重要人物の一人(⌒‐⌒)猫猫の心情がストレートで可笑しい♪猫猫と庭師の対立に苦笑(^_^;)蒸留酒を飲んだ猫猫の体たらくも苦笑(^_^;)んで?此処迄は良くある日常系w中盤以降のちゃぶ台をひっくり返した様なハチャメチャ展開はもう読んでもらうしか(^_^)w結構玉鶯の一族の騒動は根が深く、読んでて飽きない。然し→2022/08/14
はにこ
142
いつも怪しげな雀さんだけど、居なくならないで〜と願ってしまった。彼女の出自は何とも可哀想。政略結婚とはいえ、良き夫に出会えて良かったね。猫猫は壬氏への自分の気持ちにやっと向き合えるようになったのかな。ずっと足踏みしている二人の関係、そろそろ前進してほしい。やっと中央に帰るけどまだまだ困難が降ってきそう。羅半兄はどうやって帰ってくるの〜w2023/08/08
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