内容説明
鳥、魚、花、木、虫、動物の漢字にはすべて生き物の個性・特徴が隠されている。松はどうして木へんに「公」と書くのか。烏はどうして鳥より一本少ないのか。そんな疑問を解きながら、漢字の成り立ちにまつわる、生き物の特徴を紹介。
目次
第1章 「とりへん」「ふるとり」の仲間たち
第2章 「さかなへん」の仲間たち
第3章 「くさかんむり」の仲間たち
第4章 「きへん」の仲間たち
第5章 「むしへん」の仲間たち
第6章 「けものへん」「むじなへん」の仲間たち
著者等紹介
蓮実香佑[ハスミコウスケ]
1968年、静岡県生まれ。農学博士。みちくさ研究家。本名の稲垣栄洋で、多数の著書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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frosty
17
ものすごく知識量(?)の多い本。もう、本当に圧倒されました(笑) ページをめくるたび、昔の人の発想力に驚いて、なるほど~! と思わず感嘆の声を上げてしまうほど。で、いちいち自分が驚いたことをノートに書き込んでいたら、読み終わるまでに膨大な時間がかかってしまった。特にフクロウの漢字(梟)の由来にはびっくりした。そのほかにも、虫偏の章は少し敬遠しそうになったけれど、読んでよかった。今まで気持ち悪い、としか思っていなかった虫や爬虫類たちに対する見方がずいぶんと変わったと思う♪2015/04/22
SAGA
6
漢字の不思議に接したいひとにはおすすめ。なかなか楽しい。ただし苦手なものがある人は章の索引で確認したほうがいいかもしれない。わたしは虫の項目で苦手なのが出たのでそこで辛かった(文字に絵がつくものがある)2012/03/08
かおりんご
6
アホとバカだと、アホの方が新しい言葉なんだそうだ。なので、京都を中心として近畿地方でよく使われるんだって。(京都が言葉の中心だったので)勉強になります。2012/01/16
☆よいこ
5
第1章「とりへん」「ふるとり」第2章「さかなへん」第3章「くさかんむり」第4章「きへん」第5章「むしへん」第6章「けものへん」「むじなへん」。ひとつひとつの漢字の成り立ちがよくわかる。雑学的だけど、確実にその漢字を覚えることができる。「虹」はむかし生き物だと考えられていたから「虫へん」で、しかもオスとメスがあるって、初めて知った。2017/08/30
おとなふみちゃん
5
楽しく読みました。再予約してまた借りて続きをよみたい。途中までで返却期限が来てしまった。(T_T)。2011/12/11